Column
コラム
こんにちは。歯科事業部の髙尾です。
以前のコラムでお話しした当社の訪問歯科診療に対する意識調査が、「日本歯科新聞」2024年9月17日付で取り上げられました。
訪問歯科診療の施設数調査は厚生労働省でも行われていますが、歯科医師に向けた意識調査は今後の訪問歯科診療を考えるうえでも重要であるといえるでしょう。
今回は結果レポートの一部を紹介紹介します。
《調査内容》
・期間:2024年5月30日~2024年6月30日
・対象:歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科助手向け、
日本最大級専門メディア「1D」に会員登録している歯科医師
・有効回答:419名
・調査方法:WEBアンケート
・調査項目
-訪問歯科診療の実施状況
-訪問歯科診療に感じている課題
-訪問歯科の将来性 など
(一部抜粋)
今回の調査結果の詳細をご覧になりたい方はお問い合わせください。
分析記事付きレポートを担当者よりお送りさせていただきます。
目次
今回の調査結果では63.7%の歯科医師が訪問歯科診療を実施していると回答しています。
対して、厚生労働省の医療施設調査(令和2年)では、医療保険等の在宅サービスを実施している歯科診療所の割合は34.9%です。
当社の調査で私が注目するのは、回答者の属性です。
回答者属性の67.8%が理事長・院長(歯科医院の経営者として医院の方向性を決める立場)の方でした。
また、「1D」の登録者であり、新しい歯科技術や経営戦略の情報取得に積極的な歯科医師だと考えられます。
対象が異なるため、一概には言えませんが、売上拡大に意欲的な歯科医院ほど訪問歯科診療を実施しているといえるのではないでしょうか。
さらに、80.3%の歯科医師が「訪問診療はまだ伸びる」と将来性を感じています。
ただし、このアンケートでは導入にあたっての課題、すでに実施している歯科医院が抱える課題についても浮き彫りにしています。
訪問歯科診療をすでに実施していると回答した歯科医師へ「開始するにあたって大変だったこと」を聞いたところ、以下の回答を得られました。
《開始する中で大変だったことは何ですか》(複数選択可)
1位 アポイント・スケジュール調整
2位 カルテ記載(コメントや点数の算定方法など)
3位 訪問器具機材の準備
4位 算定時の提出書類
5位 集患
訪問歯科診療を実施していない先生方は意外に思われるかもしれませんが、導入時の集患に苦戦する歯科医院は意外に少ないのです。
当社の過去のコラムには課題解決につながるものが多数ございますので、参考になさってください。
●スケジュールの調整方法についてはこちら
訪問歯科診療のお悩み一位 アポイント・スケジュール調整のポイントとは(公開日:2024年7月17日)
●訪問ルートの決め方についてはこちら
「点数アップ」や「退職者防止」にもつながる訪問歯科診療の効率的スケジュール術(公開日:2023年4月5日)
●訪問歯科診療の算定についてはこちら
【歯科訪問診療】診療報酬・介護報酬の「算定できない」を防ぐ重要項目3つ(公開日:2023年8月23日)
●訪問器具機材の準備についてはこちら
訪問歯科をはじめる前に必読!準備編(公開日:2022年11月23日)
●訪問器具機材の準備についてはこちら
訪問歯科診療の集患に苦戦しない医院の特徴とは(公開日:2024年8月14日)
訪問歯科診療をはじめたいと回答した歯科医師に「疑問点・不安点を聞いた」ところ、以下の回答を得られました。
《訪問歯科診療をはじめるにあたって疑問点・不安点をおしえてください》(複数選択可)
1位 器具機材などの準備
2位 訪問歯科診療の体制
3位 訪問先(施設)などとの連携
そもそも訪問歯科診療をはじめるにあたり、「何が必要なのか」「どのような体制構築すればいいのかわからない」という回答が目立ちました。
上記は当社への無料相談でも多く、コラムでも取り上げていますので、お悩み解消のヒントとして過去のコラムを参考になさってください。
●訪問歯科診療の始め方についてはこちら
訪問歯科診療をどう始めるのか「3つの目標設定」とメリット・デメリット(公開日:2023年7月26日)
●訪問歯科診療の体制構築についてはこちら
【訪問歯科診療】訪問前に決めておきたい、業務を円滑にする院内ルールとは(公開日:2023年9月27日)
●訪問先との連携についてはこちら
まだ間に合う!介護保険施設と歯科医療機関の連携とは?(公開日:2023年9月27日)
このコラムではすべてを紹介することはできませんが、今回の調査で訪問歯科診療における課題が明確になりました。
調査結果の詳細をご覧になりたい方はお問い合わせください。
分析記事付きレポートを担当者よりお送りさせていただきます。
訪問歯科診療の成功には、医療・介護報酬の理解や要介護者やご家族への適切な対応、他業種との連携などが必要ですが、医院独自で行うには負担が大きく効率的ではないでしょう。
これらの対応は、当社のようなコンサルティング業者を利用することで解決が容易となります。
デンタルサポートは訪問歯科診療サポートのパイオニアであり、さまざまな問題を解決してきました。
先生の今後のビジョンをお話しいただき、少しでも前向きになれるようなお手伝いをさせていただければと考えています。
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