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訪問歯科診療 公開日:2023/07/26

訪問歯科診療をどう始めるのか「3つの目標設定」とメリット・デメリット

訪問歯科診療をどう始めるのか「3つの目標設定」とメリット・デメリット

こんにちは。 デンタルサポ-ト歯科事業部の髙尾です。

最近、院長先生から「訪問歯科診療をどう始めるべきか」というご質問を受けることが増えてきております
当社コラムの中で「これからの訪問歯科診療ついて」何度か解説しており、それらをご覧になった院長先生方からお問合せをいただいているという状況です。

そこで今回は、院長先生のご要望を大きく3つのケースに分けて、訪問歯科診療を実施した場合のメリット、デメリットを解説いたします。
「これから訪問歯科診療を始めたい」「始めているが悩んでいる」という先生方はぜひご覧ください。自院に合う始め方が見つかるはずです。

訪問歯科診療をどう始めるのか「3つの目標設定」

デンタルサポートは、これまで多くの歯科医院をサポートさせていただき、その経験から歯科医院ごとの要望や状況に合わせた目標設定が重要だと感じております。
ご相談いただく院長先生のご要望は以下の3つに分けられます。

  1. とりあえず訪問歯科診療をできるようにしたい
    • (昼休みなど空いている時間で対応したい)
  2. 週1日程度を訪問日として対応したい
  3. 毎日訪問にも出て、訪問専門チームを作りたい

目標別「メリット」「デメリット」

当社では前項の要望をもとに、以下の3つの目標を設定しサポートをしております。

  1. とりあえず訪問歯科診療をできるようにする
  2. 週1日程度を訪問日として対応する
  3. 毎日訪問にも出て、訪問専門チームをつくる

次項でそれぞれのメリットとデメリットを解説いたします。

とりあえず訪問歯科診療をできるようにする

か強診の施設基準を達成させるために最低限の準備をしている歯科医院に多いケースです。
コストはほとんど発生せず、外来患者様が通院困難になった場合でも継続して治療することができます。
依頼のあった患者様に合わせた診療準備だけをするため、スタートも容易です。
訪問歯科診療の第一歩として、当社がおすすめしている方法です。

メリットデメリット
◎スタートが簡単

◎低コスト(訪問専用の器材はほぼ不要)

◎訪問専用のスタッフは不要
×急患対応や施設(一度に多人数の患者様)からの依頼などには対応困難

週1日程度を訪問日として対応する

訪問歯科診療の導入あたり、多くの院長先生が目指しているのがこちらのケースです。
自院の外来患者様で通院困難になった方を助けることをメインとしながら、近くの高齢者施設への歯科診療の提供までできるようになります。
スタッフも定着し外来は順調だが「これ以上チェアを増設できない」「分院経営などには難しさを感じている」などの理由で外来収益以外の経営の柱として選択されています。

また、超高齢社会問題にあたり「地域の歯医者として訪問に取り組もう!」と導入にされることも多いようです。
新しい取り組みとしてスタッフのモチベーションアップにつながりますし、地域貢献として受け入れてくださる近隣住民の方も増えるでしょう。

メリットデメリット
◎訪問日を固定できるので、曜日指定して告知をしやすい

◎外来診療を妨げない
×訪問患者数が安定するまでは、訪問専用スタッフは無駄なコストになる可能性が高い

×曜日が合わない方の対応が難しい

毎日訪問にも出て、訪問専門チームをつくる

このケースでは、訪問歯科診療の市場の把握など、さまざまな準備が必要になるため、専門業者のサポートを入れる歯科医院が多くなります

  1. 商圏調査
    • 訪問可能エリア半径16km圏に拡大できる見込みがあるのか、競合歯科医院はいないのかの調査は重要です。
  2. 器材投資
    • 競合と差別化するための器材の購入が必要となります。(訪問専用車、レントゲン、内視鏡など)
  3. 訪問歯科専用スタッフの確保
    • 対応件数が多くなるため、患者様のスケジュール管理や訪問ルートの管理・調整が必要です。
    • 提出書類や訪問先からの要望も増えるため、歯科の知識だけでなく高齢者施設やケアマネージャーの役割など理解して、さまざまなことに対応できる方が必要です。
  4. 広報活動(集患)
    • 地域のケアマネージャーや高齢者施設の方にも挨拶し、訪問歯科をやっている医院であるということを認知してもらうことが必要です。
  5. 歯科医院内のルール作成
    • 担当するスタッフが異なる可能性も高くなりますので、医院として共通の訪問歯科のルールも必要です。
メリットデメリット
◎施設、在宅関わらず告知をしやすい

◎訪問エリアも16㎞以内で広げることが可能

◎訪問チームの創設や新しい事業展開として、スタッフの役割分担やモチベーションアップにも繋げるきっかけにできる
×器材の投資が必要

×人材の育成・投資が必要。

効率よく訪問歯科診療を始めるために

今回は大きく3つの目標を設定してお話をしましたが、いかがだったでしょうか。
訪問歯科診療は、必要書類の準備や介護保険適用のための知識、人材育成など独自でおこなうには多大な時間と手間がかかってしまいます。
そこで、ノウハウをもつ専門業者に依頼することが、訪問歯科診療を早期に軌道に乗せる手段の一つだと考えます。

デンタルサポートでは、歯科医院ごとに現状を伺い、長年の経験から、ご要望に応じて適切なアドバイスをさせていただきます。
まずは自院が訪問歯科診療に導入に適しているか、現状含めて無料相談をぜひご利用ください。
これから訪問歯科診療を導入したいという先生はもちろん、始めているが軌道に乗らない先生方の課題解決のお手伝いをいたします。

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