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訪問歯科診療 公開日:2022/11/23

訪問歯科をはじめる前に必読!準備編

訪問歯科をはじめる前に必読!準備編

こんにちは、デンタルサポート歯科事業部です。

訪問歯科をはじめる時に「何を準備したらいいですか」との質問を非常に多くいただきます。
訪問歯科診療を導入するためには機材・車・人材の3つの問題がでてきます。
初期段階で全てをそろえようと考えると、高額な初期費用が必要になります。

そこで、今回は段階的な準備の目安を例に挙げてをご紹介いたします

機材を準備する前に!訪問での治療はどこまで行うのか?

訪問歯科の機材準備は一度に行う必要はありません。

まず、訪問でどこまで治療を行うかを段階的に決めておきましょう。
それにより準備する機材や材料が変わります。

訪問歯科に必要な大きな機材といえば、下記の3つになります。

①ポータブルエンジン

②ポータブルユニット

③レントゲン

それぞれについて例に挙げてみます。

レベル1 往診(応急処置):①ポータブルエンジン購入をおすすめ 

  • 口腔ケア(P処)
  • 義歯調整(咬合調整や裏層)
  • 軽度の虫歯治療

レベル2 一般的に訪問歯科で行う治療を想定:②ポータブルユニットをおすすめ

  • 虫歯治療
  • スケーリング(超音波スケーラー)
  • 義歯作製

レベル3 重度な虫歯治療を想定:③レントゲンを購入をおすすめ

  • 根管治療
  • 抜歯
  • ブリッチなど

ただし、近隣施設に訪問している歯科に対抗するため、訪問開始時に①②③の機材をすべて購入する歯科医院もあります。

訪問歯科診療に専用車は絶対必要なのか?

訪問専用車は歯科医院名を入れて診療対象エリアを走行することで、訪問歯科の広報ツールとしても活用されている歯科医院もあります。

しかしながら、自動車の購入費や駐車場代、その他維持費などがかかるため、絶対に必要なものではありません

レベル1 バイク、自転車、徒歩

口腔ケアや義歯調整などの治療のみで訪問先が近場の場合。
ただし、携帯できる機材が少なく、天候にも左右されます。
訪問スタッフ1名につき1台必要になります。

レベル2 自家用車、レンタカー、カーシェア

ポータブルユニットなどの大きな機材を使用する時。訪問先が遠方の場合。
カーシェアが比較的安価な場合があります。
しかし、レンタカーやカーシェアはその都度の手配が必要です。
車の手配ができないと訪問に出られない危険があるので注意が必要です。

レベル3 訪問専用車

衛生的に自家用車の使用が難しい場合。
訪問歯科診療の広報ツールとして併用する場合。

【人材】歯科衛生士は必要なのか?

訪問は歯科医師1名なのか、歯科衛生士も同行するのかによって治療内容が変わります。

訪問歯科は外来とは違い、口腔ケアの要望が多く、高齢者や認知症の患者補助、スケジュール管理などの業務もあるため、当社では歯科衛生士の同行を推奨しております。

コラム: 訪問歯科は歯科医師だけでも可能ですが…なぜ歯科衛生士が必要なのか?

まとめ

このように段階的に考え、準備を行う事で初期費用を抑えることができます。

また歯科医院として、なぜ訪問歯科診療を導入するのかを明確にすることにより、段階的な準備の想定がしやすいと思います。

【一例】

  • 経営の柱として導入するのか
  • か強診の実績のために行うのか
  • 社会貢献のためなのか

その他の詳細や準備、訪問歯科導入に迷っているなどありましたらご相談ください。

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