Column
コラム
こんにちは。デンタルサポートの「歯科採用職人」石田です。
採用コラムでは、採用業務の初心者でもすぐに実践できる、役立つ情報の発信を心がけています。ぜひご一読いただき、採用活動の参考にしていただければ幸いです。
前回のコラム「年末の人手不足を防ぐ!歯科医院の秋からの採用準備」(公開日:2026/09/16)では、欠員が出る前に動き出す重要性をお伝えしました。
今回は、今月から順次適用されている「2026年度(令和8年度)最低賃金改定」を踏まえ、歯科助手・受付の採用における「求人票の書き方」を解説します。
なお、本コラムでは、資格を必要としない歯科助手・受付の採用を扱います。国家資格を持つ歯科衛生士は、歯科助手・受付とは給与水準が異なるため、最低賃金改定の影響は限定的です。
2026年10月から、最低賃金が都道府県ごとに順次施行されています。
この時期、「歯科助手・受付の給与(月給・時給)を最低賃金に合わせて上げたのに、応募が来ない」というご相談を多くいただきます。「一体何がいけないのか」「何を改善すればよいのかわからない」と感じる院長先生もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、応募が来ない背景にある2つの理由を解説します。
出典:厚生労働省 報道発表資料「全ての都道府県で地域別最低賃金の改定額が答申されました」(令和8年9月3日) 、(別紙)令和8年度地域別最低賃金額答申状況
※改定額と施行日は都道府県ごとに異なります。所在地の金額は、上記別紙または各都道府県労働局のページでご確認ください。
歯科助手・受付は資格がなくても始められる仕事です。そのため、求職者が比べているのは他の歯科医院だけではありません。物流、飲食、小売、コールセンターなど、幅広い仕事と応募を取り合うことになります。
10月の最低賃金改定の時期は、こうした職種全体で給与水準が一斉に底上げされます。その結果、歯科助手・受付と他業種の給与の差が縮まり、応募が落ち込みやすくなります。
もし「近隣の歯科医院と同じ水準の給与であれば問題ない」と考えているなら、この変化を見落としているかもしれません。求人票は、歯科医院以外の仕事とも比べられている前提で考えることが大切です。
最低賃金が改定されると、多くの求人の給与が同じ水準に引き上げられます。給与では差がつきにくくなるため、求職者は給与以外の条件を見て判断します。例えば、昇給の基準、残業の有無、休憩の取り方などです。
こうした情報が具体的に書かれていれば、入職後の働き方をイメージしやすくなります。 反対に、情報が不足した求人票は、比較の段階で候補から外れやすく、応募につながりにくくなります。
求人票の情報が不足しているほど、「入職してから話が違うかもしれない」という不安が強まり、応募をためらう求職者が増えます。
実際に応募が来ない求人票には、次の4点のような情報不足が目立ちます。
4項目を確認したら、次は書く内容の整理です。この4項目をすべて詳しく書き込めばよいわけではありません。情報が多すぎる求人票は、かえって読みにくくなり逆効果です。
大切なのは、貴院の状況に合わせて「何を優先して伝えるか」を見極めることです。
例えば、次のように考えられます。
歯科助手・受付は資格を問わず始められる一方、最低賃金改定の直後は給与に差がつきにくい職種です。だからこそ、昇給や残業、業務範囲といった給与以外の条件を具体的に伝えられているかどうかが、応募を左右します。
こうした理由から求人票は、貴院の方針に合わせて、何を優先して伝えるかを決めたうえで見直すことが大切です。さらに、求職者が重視するポイントは採用市場の動向で変わるため、定期的な見直しも欠かせません。
とはいえ、多忙な診療の合間にそこまで手を回すのは、なかなか難しいものです。そこで、求人票の見直しを専門家に任せるのもひとつの方法です。
デンタルサポートの「求人掲載代行」は、歯科採用職人が医院ごとの状況に合わせて、媒体の選定から原稿作成、スカウト配信、応募対応まで一括して支援します。
まずは無料相談で、貴院の求人状況を伺い、課題を整理します。応募が集まらない理由を知りたい方や、「求人票で何を優先して伝えるべきか」を相談したい方は、お気軽にお問い合わせください。

最低賃金の制度や過去の改定額の経緯はこちら
(改定額は毎年変わりますが、採用に向けた基本的な考え方は共通します)
「最低賃金+63円時代に歯科経営者が今すぐやるべき5つの実践戦略」(公開日:2025/10/21)
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