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採用・求人 公開日:2023/09/13

最低賃金の改定間近! 受付さんや歯科助手さんの時給は最低賃金を下回っていませんか?

最低賃金の改定間近! 受付さんや歯科助手さんの時給は最低賃金を下回っていませんか?

こんにちは。
デンタルサポート専任エージェントの石田です。

今回は「令和5年度地域別最低賃金額改定」が迫っているので、触れさせていただきます。
歯科助手の採用に苦戦している医院のお役に立てるならば幸いです。

令和5年度地域別最低賃金額改定について

今年度については、8月18日に厚生労働省から「10月から適用が予定される最低賃金について、全ての都道府県で地域別最低賃金の答申がなされた」と発表がありました。
なお、答申された改定額は、都道府県労働局での関係労使からの異議申出に関する手続を経たうえで、都道府県労働局長の決定により、10月1日から10月中旬までの間に順次発効される予定です。

令和5年度地方最低賃金審議会の答申のポイント

  • 47都道府県で、39円~47円の引上げ
    • (引上げ額が47円は2県。46円は2県。45円は4県。44円は5県。43円は2県。42円は4県。41円は10都府県。40円は17道府県。39円は1県)
  • 改定額の全国加重平均額は1,004円(昨年度961円)
  • 全国加重平均額43円の引上げは、昭和53年度に目安制度が始まって以降で最高額

(参考)“(別紙)令和5年度地域別最低賃金 答申状況”. 厚生労働省報道発表資料. 2023-08(参照2023-09-06)

歯科の採用では、受付や歯科助手を最低賃金ギリギリで雇用し、毎年の改定に合わせて、見直しを繰り返されている先生も少なくないと聞いております。
現在も上記スタンスでの雇用をされている場合は、10月まで(10月実働分より)に賃金の見直しが必要です。
最低賃金以上を支払わない場合「最低賃金法第40条」により、50万円以下の罰金に処せられることがありますので注意してください。

受付や歯科助手は最低賃金で採用できるのか?

数年前までは、歯科の受付や歯科助手は地域の最低賃金に近い賃金での募集が多く、採用もできていたようです。
しかし、現在では歯科助手を最低賃金で採用することが非常に難しくなっています。
詳しくは以前のコラムをご覧ください。

その理由を明確にしてくれるのが、下記の平均時給データになります。

最低賃金と平均時給の差額

この結果から、医院が考える最低賃金と求職者が考える最低賃金(平均時給)には乖離があることがわかります。
このように、人手不足による賃金の高騰化により、今や受付や歯科助手は低賃金で人材確保ができる職種ではないことを強く認識していただきたいです。

歯科採用市場で歯科医院が今とるべき行動

まず、認識しなければならないのは、求職者はできるだけ条件の良い求人を探しているということです。
さらに、求職者に自院の求人情報を見つけ出してもらうために「求人掲載サービス」の活用が必須となっていることです。
次項では、今とるべき行動を具体的にお話しします。

市場調査による給与設定

上記のデータから、歯科助手募集の平均時給は、各都道府県の最低賃金とはかけ離れたところに位置していることがわかりました。
求職者が就職先を選ぶポイントの上位には「収入」があります。
つまり、他の業種や職種に負けず、興味を持ってもらえる給与設定が求められているのです。
そのためには、周辺の求人情報に気を配り、調査をする必要があると言えます。

求人掲載サービスの効果的な利用

ご自分の医院の求人情報を見てもらう確率を上げたいならば、低料金で効果がある求人掲載サービスを選択しましょう。

おすすめの求人掲載サービス

数ある求人掲載サービスの中で、「guppy」と「ジョブメドレー」をおすすめします。
歯科求人の掲載数や登録求職者数が多いうえ、求人票の作成も簡単でスカウトメールの送信も可能です。

魅力的な条件とは?

人材確保に向けてのライバルは、他業種・職種でもあり、近隣の歯科医院でもあります。
したがって、guppy・ジョブメドレーの求人情報の中でも、周辺の医院と比較して「できるだけ条件の良い求人」=「魅力的な条件」である必要があります。
この点を考慮していただき、市場調査を行ったうえで、求職者にとって魅力的な募集条件を設定することが重要です。

歯科の採用におけるトレンド動向

採用活動において、募集条件の重要性については、ご理解いただけたと思います。
しかし、求人掲載サービスを活用できているかというと「操作がややこしい」「上手いやり方がわからない」「暇がない」という課題が多く生じているようです。

採用業務を代行する業者の台頭

最近では、当社のように「採用業務のプロが求人活動の代行をする」業者が増えてきており、評価されています。
現在では、歯科医院経営において、ホームページ運営や事務作業サービスも外注が当たり前になっています。
採用についても、専門業者へアウトソーシングして効率化・最適化を図るべき時期に差し掛かっていると思います。

業者を選ぶ際には「いつまでに」「どの職種を」「どのくらいの予算」で採用をするのかを決めておく必要があります。
業者はそれぞれ「応募獲得」や「面接の設定」などの採用業務のフローの中で、どの項目に注力し成果を出すことを得意とするのか、定額制や成果報酬制など料金設定にも特色があります。
サービスの対象職種や業務範囲・料金・契約期間など詳細まで、確認をして自院のニーズに合っているのかを確認しましょう。
しっかりと吟味して自院に合ったパートナーを探し出してみてください。

デンタルサポートでは、周辺の市場調査や写真撮影の代行はもちろんのこと、既存スタッフへインタビューを実施し、歯科医院の魅力を求人に余すことなく反映させた求人原稿をご提案します。
さらに、原則1人の担当者が最後までサポートいたしますので、方針のブレが生じ難く安心です。

初回のカウンセリングは無料です。
スタッフの採用でお困りの方はお気軽にお問い合わせください。
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