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採用・求人 公開日:2023/01/25

【歯科求人のプロが教える】「歯科助手」応募が来ない理由と応募率アップのコツ

【歯科求人のプロが教える】「歯科助手」応募が来ない理由と応募率アップのコツ

こんにちは。
デンタルサポート専任エージェントの石田です。

早いもので、2023年も1ヶ月が経過しようとしております。
人材の動きが活発となる年末年始を経て、退職者の補充ができていないなどの人材不足に陥ってはいませんか?
残念ながら、退職者に代わる人材確保ができなかった歯科医院から「このままでは医院運営に影響が出てしまう」「できるだけ早くなんとかしてほしい」というご相談が増えております。
2023年も採用にお困りの歯科医院に少しでも貢献できるよう精進してまいりますので、お気軽にお問合わせください。

2022年を振り返ると、歯科業界で採用市場のトレンドに大きな変化がありました。
大きな変化の1つに「歯科助手の採用支援」のご依頼が急増したことが挙げられます。
そこで今回は「歯科助手」を採用するために注意したいポイントをいくつかご紹介します。
採用原稿の書き方を見直すことで、応募率アップとその後の離職率低下につながります。
歯科助手の採用に苦戦している歯科医院は、ぜひ参考にしてみてください。

歯科助手の採用・確保に苦労する歯科医院が増加

「前は折り込みチラシに求人を出せば反応があったのに…」「求人を出しているのに数ヶ月まったく応募がない」など、歯科助手の採用がうまくいかず、当社にご相談いただくケースが急増しています。

なぜ、今までどおりのやり方で応募が来なくなったのか?
大きな要因の1つは、若い世代ほど「仕事探しはスマホで検索」から始めている方が圧倒的に多くなっていることです。
新聞の折り込みチラシを見て、仕事を探すという姿はなかなかイメージしにくい時代となりました。

次に「歯科医院」で働きたい求職者はスマホで検索をした結果、歯科医院の求人が多い「歯科に特化した求人情報サイト」に行き着いて仕事を探す傾向にあります。
よって他業種が混在する求人サイトよりも、歯科に特化した求人サイトへ募集情報を掲載することで、歯科医院で働きたいと考える求職者のもとへ情報を届けられる確率が上がります。
ただし、ここから先も膨大なライバル医院の求人募集との競争が待っているため、多くの工夫が必要となります。

歯科助手を採用するには

歯科助手は歯科医師や歯科衛生士のサポートをする重要な職種です。
専門の資格がなくても従事できる仕事であり、未経験者でも歓迎という募集が多い職種になります。
しかしながら、歯科医院という職場は一般的な企業や販売店などとは異なる文化や慣習が多く、未経験者には想像しにくい職種でもあります。
したがって、働く環境や雰囲気を容易にイメージできる求人募集を作り上げることが応募獲得への近道になります
ここでは「未経験者可」の歯科助手の求人募集をする際に注意するべきポイントをご紹介します。

「歯科助手」ってどんな仕事?

職種免許・資格内容
歯科医師歯科医師免許が必須医療行為を行う
スキルが問われる
歯科衛生士歯科衛生士免許が必須医療行為を行う
スキルが問われる
歯科助手必須となる資格や免許がない(民間資格はあるが必須ではない)医療行為は不可
未経験でも応募可能な求人がある
受付・事務必須となる資格や免許がない(民間資格はあるが必須ではない)医療行為は不可
未経験でも応募可能な求人がある
歯科助手が兼務する歯科医院もある

上の表のとおり、歯科助手は歯科に関する資格を取得しなくても従事することができるため、異業種から挑戦する方も非常に多い職種です。
したがって、未経験者も歓迎する求人募集を出す際は、業務内容の記載方法を工夫する必要があります。
なぜなら、歯科助手の業務内容や業務範囲は、明確には知られていないものだからです。
実際に歯科衛生士と歯科助手の区別もつかないまま、面接に訪れる方もいます。

一般的な企業と相違点が多い歯科業界の募集条件とは

歯科業界の求人情報には良くある内容でも、歯科業界の経験がない方にはなじみがなく、理解しにくいものがあります。
その代表的なものをご紹介します。

(1)休憩時間が長い、休憩の開始時間が遅い

学生だった方や一般企業で働いている方であれば、正午あたりから約1時間の昼休憩を取得するというのが一般的です。
一方、歯科医院では休憩時間を「○○分」だけ記載しているケースが多く見受けられ、「休憩はいつ取れるのか」求職者に疑問を抱かせてしまっているケースがあります。

(2)その他、一般的な企業との相違点

  • 基本給の比率が低い
    月給が一般企業で同程度でも、ボーナスに影響して、年収に差が生じる
    (例:月給20万円のうち、基本給10万円+その他手当合計で10万円)
  • 基本給以外の〇〇手当が多い
  • 残業代が15分単位でしかもらえない
  • 常勤なのに国民健康保険に自分で加入しなければならない
  • 退職は3カ月前に申し出なければならない

プロはこうしている

業務内容の書き方

【良くない例】

  • 仕事内容:受付・歯科助手業務全般

【改善例】

院内における受付業務とアシスタント業務全般をお願いします。

  • 診療の補助(アシスタント)
  • 治療で使用した器具の洗浄・滅菌処理・片付け
  • 受付(診察券や保険証の受領、会計や予約確認など)
  • 電話応対
  • 院内清掃

    ※幅広く活躍していただきます。
    ※入職時に上記の知識や経験がない方には、無理なく丁寧にサポートします。

歯科助手はさまざまな仕事をこなさなければなりません。
診療補助や事務では正確さや効率性、患者様と接するため気配りやコミュニケーション能力が求められます。
歯科医院で勤務したことが無い方でも、担当する業務内容をイメージできることが応募獲得に繋がるポイントになります。
逆を言えば、仕事の内容がイメージできない求人に応募は集まり難いという点をご理解ください。

休憩時間の書き方

【良くない例】

平日 10:00~20:00(休憩120分)
土日 10:00~18:00(休憩60分)

【改善例】

平日 10:00~20:00(休憩13:00~15:00)
土日 10:00~18:00(休憩13:00~14:00)

昼休憩は12時台からという一般的な先入観があることを考慮して、休憩の開始時間と終了時間を明確に記載する心遣いが求められます。

デンタルサポートの「求人掲載代行サービス」

求職者が「入職後の仕事内容や環境がイメージできる」具体的な求人情報を掲載することが非常に大切なポイントになります。

デンタルサポートの「求人掲載代行サービス」では、歯科医院の求人募集のご状況確認から周囲の市場調査を経て、応募したくなる求人を作成することを通常サービスとしております。

今回ご紹介をしたように、歯科医院と一般企業の差異を理解し、求職者目線の求人原稿を作成するには、多くの労力と時間を要します。
この点だけを切り取っても当社へご依頼いただくメリットは充分に見いだせるのでないでしょうか?

その他に、既存スタッフへインタビューを実施し、歯科医院の魅力を求人に余すことなく反映させるという特色があります。

初回のカウンセリングは無料です。
スタッフの採用でお困りの方はお気軽にお問い合わせください。

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