Column
コラム
こんにちは。デンタルサポート歯科事業部の丹澤です。
このコラムは、2024年4月24日(水)に当社で実施した歯科医院向けオンラインセミナー「訪問歯科診療の勝ち方」から、訪問歯科診療の患者を増やし、収入を伸ばす方法について、前編と後編の2回に分けてお話しています。
前編では、訪問歯科診療の成功には歯科医院の認知を高めることがとても重要であることをお伝えしました。
外来診療との違いと外来患者様や訪問歯科診療患者様、患者様の関係者の認知を高める方法について詳しく解説しています。
※「認知」とは「歯科医院が訪問歯科診療を実施していることをいかに周知させることができるか」を指しています。
前編をお見逃しの方は、まずこちらからご確認ください。
【訪問歯科診療の勝ち方】(前編)認知を高めるための方法とは(公開日:2024年5月15日)
今回の後編は、歯科以外の介護サービスを理解して連携を図る必要性をお伝えします。
特に、訪問歯科診療の集患に悩んでいる先生方には必見の内容です。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
訪問歯科診療の対象者は、在宅などにおいて療養を行っている通院が困難な患者様です。
その多くは、要介護者・要支援者であり、さまざまな介護サービスを利用しています。
介護サービスは、主に「居宅」「施設」「地域密着型」の3種類に分けられます。
まずはそれぞれの特徴をお伝えします。
居宅サービスとは、要介護・要支援者が現在の居宅(自宅)に住んだまま受けられる介護サービスのことです。
さらに「訪問サービス」「通所サービス」「短期入所サービス」に分類されます。
訪問サービスは、居宅で暮らす要介護者・要支援者をヘルパーや介護士などが訪問して、サービスを提供します。
通所サービスは、居宅で暮らす要介護者・要支援者が施設などへ通うことで、介護サービスを受けることができます。
短期入所サービスは、要介護者・要支援者を『一定期間』施設内に受け入れて、サービスを提供します。
施設サービスとは、「特別養護老人ホーム」「介護老人保健施設」「介護療養型医療施設」「介護医療院」に入所した要介護状態にある高齢者に対して提供されるサービスです。
「特別養護老人ホーム」では主に食事・排泄・入浴などの介護が提供されます。
対して、「介護老人保健施設」「介護療養型医療施設」「介護医療院」では、医学管理下における介護やリハビリ、療養上の管理や看護などのサービスも提供されています。
地域密着型サービスとは、高齢者(要介護者・要支援者)が可能な限り住み慣れた自宅または地域で生活し続けられるように、市町村で提供されるサービスです。
「訪問・通所・短期入所におけるサービス」「認知症の方向けのサービス」「特定施設や介護保険施設におけるサービス」などが提供されています。
上記のように多種多様な介護サービスがあることを理解していただけましたでしょうか。
要介護者・要支援者が受けられる介護サービスはさまざまであり、一人の利用者様に対し、多くの介護事業者がかかわっています。
つまり、訪問歯科診療の患者様も多くの介護サービスを受けている可能性が高いです。
それらの介護サービスと連携を図ることで、介護サービス事業者からの認知を高めることができます。
訪問歯科診療の集患において重要なことは「認知」です。
「患者様がどのような介護サービスを利用しているのか」「その介護サービスとの連携は可能なのか」を今一度確認してみましょう。
その上で、「歯科としてどのようなサポートができるのか」をアピールすることができれば、より多くの介護サービス事業者から認知されるでしょう。
さらに、信頼関係を築くことができれば、自ずと患者様の紹介につながるでしょう。
介護サービスとの連携の図り方とそのメリットについては、過去のコラムで詳しく解説しています。
ケアマネジャーの本音とは? 在宅患者の紹介につなげる方法を教えます!(公開日:2024年4月17日)
2024年度の介護報酬改定は歯科訪問診療の集患のチャンスです【介護事業所との連携強化がカギ!】(公開日:2024年3月20日)
まだ間に合う!介護保険施設と歯科医療機関の連携とは?(公開日:2024年1月24日)
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