Column
コラム
こんにちは。デンタルサポート訪問サポート担当の野田です。
私は地方エリアでの現場サポートや訪問先営業など、訪問歯科診療の支援業務全般に携わっています。
訪問歯科診療に関するお悩みから問題点を分析し、課題解決のヒントをお伝えします。
目次
訪問歯科診療がつまずく理由として、集患がうまくいかないことがよく挙げられます。
しかし、院長先生のお悩みを掘り下げてみると、スタッフに対して「知識不足」や「手際が悪い」といった不満を聞きます。
一方、スタッフからは「訪問歯科診療は書類も多くて、ちょっと説明されただけでは理解できない」「人によってやり方がバラバラ、ルールを決めて欲しい」「トラブルが起こっても対処方法がわからない」などといった不満を聞きます。
このように、教育を怠るとスタッフの不満が溜り、院内の不和や退職などの重大な問題に発展しかねません。
そこで、私がおすすめしているのが勉強会の実施です。
今回は当社の20年の訪問歯科診療のノウハウを活かした勉強会とその必要性について解説します。
※集患方法については過去のコラムをご覧ください。
ケアマネジャーの本音とは? 在宅患者の紹介につなげる方法を教えます!(公開日:2024年4月17日)
広報活動が苦手。集患をどうしたらいいの? 施設やケアマネジャーへの広報活動 裏ワザを教えます(公開日:2024年1月31日)
私が担当している歯科医院から以下のご相談をいただきました。
これらはスタッフが充足していて、訪問歯科診療の売上を拡大したい歯科医院からよく相談を受ける内容です。
訪問歯科診療を本格的に導入していくと、患者様や患者様に関わる方(ご家族や施設、ケアマネジャーなど)からの問い合わせが増えてきます。
歯科医院として回答に困ることのないよう全員が知識を身につけ、共通の認識のもとで対応していくことが重要となります。
そこで、この歯科医院には、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手(受付)全てのスタッフを対象とした勉強会を提案しました。
介護保険は外来では馴染みがなく、知識不足や手続きの面倒さから介護報酬の算定を行っていない歯科医院が多くあります。
しかし、訪問歯科診療では売り上げ確保のため介護報酬の算定は必須です。
外来とは異なる対応に戸惑い、対応に不安を感じているスタッフが非常に多いです。
そこで、実際のトラブルやクレーム、その解決例をもとに対応を学びます。
この歯科医院の勉強会では活発に質疑応答が交わされました。
終了後のアンケートでは「訪問歯科診療に対して積極的になってきた」「業務に必要な知識を得ることができた」「スタッフ全員が同じ認識となった」など、スタッフのモチベーション(意欲)の向上を図ることができました。
このように、訪問歯科診療で求められる対応を歯科医院全体で理解していることが重要です。
それにより、患者様やその家族、ケアマネジャー、介護施設職員に喜んでもらえ、継続的な訪問につながるのです。
「訪問歯科診療は大変なのではないか」「知識がないから心配」といったスタッフの疑問や不安を解消します。
また、オペレーションを改善することで、歯科医院としてのルールが確立され、スムーズな診療につながり、スタッフが安心して働くことができる環境が生まれます。
訪問歯科診療導入を検討されている、または行き詰まりを感じている歯科医院は、スタッフ教育に目を向けてみてはいかがでしょうか。
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