Column
コラム
こんにちは。デンタルサポート歯科事業部の丹澤です。
訪問歯科診療を実施している、または検討している歯科医院が最初に苦慮する点としては集患が挙げられるのではないでしょうか。
実際、当社の無料相談でも、多くの歯科医院からお問い合わせをいただいています。
そこで今回は、集患の手段の一つとして「介護支援専門員(以下:ケアマネジャー)から患者様を紹介していただくにはどうしたらいいのか」をお伝えします。
当社がケアマネジャーの皆さまからいただいた意見を参考にまとめたものなので、ぜひ、ご活用ください。
目次
貴院では、ケアマネジャーと連携が図れていますか?
集患にお悩みの先生方にこの質問してみると、以下のような回答をいただく場合が多くあります。
一方、連携を図れていると回答された先生でも、居宅療養管理指導の算定のため、診療情報提供書をFAXや郵送しているだけという状況が非常に多いです。
しかし、残念ながらそれでは連携を図れているとは言えません。
では、ケアマネジャーと連携を図るには、具体的にどんなことをすべきなのでしょうか?
当社がおすすめしている基本方法は以下の3つです。
【ケアマネジャーと連携を図る基本方法】
特に「3.できる限り担当者会議に参加する」は診療時間と重なることもあり、参加に前向きではない先生もいらっしゃいます。
しかし、ケアマネジャーや他専門職と顔を合わせて、訪問歯科診療について啓蒙することができるため参加は非常に有意義なものになります。
ぜひ、積極的に参加してみてはいかがでしょうか。
国の調査では「歯科治療や口腔健康管理が必要である高齢者に対しても、治療が行われていない」ことが問題として挙げられています。
出典:厚労省 社会保障審議会 介護給付費分科会(第232回)参考資料5 P.9-10.(参照2024-03-18)
その問題解決法の一つとして、2024年4月よりケアマネジャーの法定研修が見直され、歯科に関わる項目として「誤嚥性肺炎の予防」が追加されました。
デンタルサポートはその問題を解決するためには、ケアマネジャーや介護職員の「歯と口の健康への関心を高め、正しい知識を持ってもらう」ことが重要だと考えています。
そこで、当社は法定研修見直しに伴い、ケアマネジャーに向けたセミナーを実施しました。
受講してくださったケアマネジャーの皆さまからは「疑問や不安を解消できた」などのご意見をいただきました。
また、セミナー終了後の実態調査アンケートの結果から課題が見えてきたため、一部を紹介いたします。
なお、今回のアンケートでは、「担当している利用者様へ訪問歯科診療を紹介したことがあるか」を質問したところ、81.4%の方が「ある」と回答しています。
それにもかかわらず、歯科に対しての懸念があるということは、ケアマネジャーは紹介している歯科医院とさえ、連携が図れていると感じていないということではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
訪問歯科診療の患者様を集めたいのであれば、ケアマネジャーと積極的にコミュニケーションを図り、関係を構築することが重要だと認識していただけたかと思います。
ケアマネジャーが歯科に関わる問題に直面した際、「相談に乗ってほしい」「利用者を診てもらいたい」と頼ってもらえる関係を目指しましょう。
在宅ケアマネジャーの一人あたりの担当件数の平均は31.8件※です。
まずは、近隣の居宅介護支援事業所へあいさつに行くことから始めてみてはいかがでしょうか。
※出典:厚生労働省 老健局 第220回社会保障審議会 介護給付費分科会.“居宅介護支援・介護予防支援”.厚生労働省ホームページ.2023-07-24.(参照2024-02-22)
デンタルサポートでは、訪問歯科診療の導入から拡充、安定した売上確保へ向けてのノウハウを多く持っております。
訪問診療の導入を検討している、導入しているが軌道に乗っていない歯科医院は、この機会にぜひ、無料相談にお申込みください。
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