Column
コラム
こんにちは、デンタルサポートの木下です。
訪問歯科診療サポート業務に携わって22年。
北海道・東北・関東・関西・九州で訪問歯科サポート業務を行い、累計4,200回以上の現場経験から感じたことをご紹介したいと思います。
今回は、訪問歯科診療の現場で必要な患者情報や患者情報取得方法について紹介していきます。
注意事項などもありますのでご確認ください。
目次
訪問歯科診療の依頼された際、診療前に下記情報を取得する必要があります。
今後連絡を取り合う方(家族など)を確認します。
申込書兼同意書、介護契約書、負担金の回収の際に必要となります。
介護保険証をお持ちの場合は、ケアマネージャーへの介護保険算定の連絡と居宅療養管理指導情報提供書の提出義務があります。
患者情報は個人情報保護法上の個人情報として適切に取得・保管する必要があります。
訪問歯科診療を行う前に「申込書兼同意書」をご利用(作成)されることをお勧めします。
この「申込書兼同意書」では、医療行為だけでなく、個人情報の取り扱いについての同意も取得できるようにします。
必ず書面で申込と同意の証拠を残すようにしましょう。
施設や病院から情報を取得する際は、患者様もしくはキーパーソン(家族など)に情報開示の許可を取っているかを確認しましょう。
訪問歯科診療の依頼があった際に、各種保険証コピーの準備をケアマネージャーや施設担当者に依頼すると確認がスムーズです。
その他、医療や介護に関わる情報や患者様の状況など、ケアマネージャーが把握している情報の提供を依頼します。
なお、介護施設などに入居されている患者様に関しては、施設の訪問歯科担当者に確認します。
病院などに患者情報の開示を依頼した際、保険証以外の情報を「患者情報書類を見て転記してください」と言われる場合があります。
転記ミスが起こりやすいので、情報確認シートを作成して転記漏れなどが無いように気をつけましょう。
※書類を携帯電話などで写真撮影することはNGです。ご注意ください。
今回ご紹介した内容は基本的な手法になります。
患者様やご家族、訪問施設によって保険証や患者情報の取り扱い方法はさまざまです。
まずは、訪問担当者に必要な保険証や情報をお伝えして相談しておきましょう。
重要なのは、歯科と訪問先の双方が負担にならない対策を取ることです。
必要情報を全て取得できるように各種文書を用意し、問い合わせする必要がないようにしましょう。
問い合わせが多いと先方の負担が大きくなり、貴院利用の敷居が高くなってしまいます。
それは、競合医院の参入を許し、新規患者獲得の機会を逃すことになりかねません。
デンタルサポートには、訪問歯科診療の「受付編」「事務編」「対応編」3つのマニュアルがございます。
今回ご紹介した効率的な患者情報取得のための各種文書もマニュアルに含まれております。
訪問歯科診療の導入を検討されている先生方におすすめいたします。
デンタルサポートでは、訪問歯科診療に関連したサポートメニューが多数ございます。
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