Column
コラム
こんにちは。デンタルサポ-ト歯科事業部の髙尾です。
最近は寒暖差も激しく、医院でも体調を崩すスタッフが増えているのではないでしょうか。
スタッフ本人はもちろん、家族が新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなどに罹患すると療養や看病のために欠勤することになり、診療に支障をきたす場合があります。
そこで今回は、毎週決まった曜日に訪問診療を実施している医院によくある「訪問歯科診療の日に急遽担当者が欠勤してしまったらどうすればいいの」というお悩みの解決法をお話しします。
「そのまま翌週まで治療を延期するだけ」という医院は要注意です!!
訪問先の顧客満足度が低い可能性があり、競合医院から営業のターゲットにされているかもしれません。
「他の医院の参入を防ぎたい」という先生方もぜひご一読ください。
ここでは「訪問歯科診療の日に急遽担当者が欠勤してしまった場合の対応」について、顧客満足度と経営的な視点からお話しします。
まずは、患者様や施設へ担当医がお休みするという報告と謝罪をします。
つぎに、代診手配が可能であれば、代わりの先生が訪問して良いかの確認をとります。
もし、当日に代診医が見つからない場合は、最短で診療できる日程を提案しましょう。
予定の調整方法として、「①担当医」「②院長」「③代診医」など、複数の選択肢を先方に与えるのも良いでしょう。
訪問歯科診療の保険点数は、患者数にもよりますが外来より平均的に高くなっています。
したがって、診療中止ではなく当日の代診や日程調整ができれば、月の売上や利益を極力落とさずにすみます。
歯科医師と同様に、他の歯科衛生士(外来担当を含む)が訪問対応できるかどうかを確認します。
代わりの歯科衛生士がいない場合は、内容(歯科衛生士メインの口腔ケアなど)によっては訪問先にお休みの報告と謝罪の連絡をします。
代わりの歯科衛生士がいる場合は、その旨を伝えて対応させてもらいましょう。
訪問歯科診療では、歯科衛生士がいて実施することで算定できる診療報酬が多くあります。
そこも含め、外来と訪問の収益のバランスを一度きちんと計算してみてはいかがでしょうか。
収益のための患者の調整は行いたくないですが、外来スタッフが代役として対応することも医院にとっては収益向上の手段の一つです。
代役いない場合は「いつもの歯科衛生士が別日に訪問し、単独で口腔ケアを行なう」ことも可能です。
歯科訪問診療料などは算定できませんが(医師は同行しないため治療はできない)、居宅療養管理指導の歯科衛生士分、もしくは訪問衛生指導のどちらかは算定できることが多いです(算定条件あり)。
訪問歯科診療の患者様は、他の介護サービスもあり予定変更が難しい場合があるため、患者様や施設の都合を配慮することが重要です。
また、歯科医師やスタッフと会うことを楽しみにしている患者様も多いので、なるべく予定を変更しない方法を提案しましょう。
今回は「訪問歯科診療の日に急遽担当者が欠勤してしまった場合の対応」を顧客満足度と経営的な視点からお話ししました。
外来患者様と同様に訪問の患者様も、医院の都合の急な休診をどんな理由であっても快くは思いません。
しかしながら、スタッフの急な欠勤はよくあることなので、院内でルールなどを決めて迅速に動けるようにしておきましょう。
医院としての差別化やリスクマネジメントの観点からも、患者様が不都合を生じることがないように「欠勤者を見込んだ対策」が重要です。
そして、顧客満足度の低い医院の訪問先は他の医院から格好の営業ターゲットになることを認識していただきたいと思います。
デンタルサポートでは、今回のような医院ルールの策定はもちろん「訪問歯科診療を始めたい」という医院への導入サポートや「訪問歯科診療の患者数が増えて課題が出てきている」医院へ課題解決サポートも行っております。
さらに「訪問歯科診療を拡大したい」という医院へ集患・増益サポートするプランもご用意しております。
無料相談会では訪問歯科診療に関するお悩みについてアドバイスさせていただいております。
日頃の訪問歯科診療に関する小さなお悩みでも遠慮なくご相談ください。お待ちしております。
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