Column
コラム
こんにちは。デンタルサポート歯科事業部の丹澤です。
最近、当社では訪問歯科診療を実施している医院からのご相談が増えてきております。
訪問歯科診療は医院単独では増収が難しく、当社のようなサポート業者の需要が高まってきていることを改めて実感しております。
そこで今回は、訪問歯科診療の導入後につまずきやすいポイント2つをお話します。
「訪問歯科診療を始めてみたものの伸び悩んでいる」とお悩みの先生はご自身の医院があてはまっていないか、ぜひ参考になさってください。
また「興味はあるが失敗したくない」という先生も必見です。
目次
導入初期は患者数も少なく、対応スタッフも最小限で行うケースが多いでしょう。
ここでは、導入初期につまずきやすいポイントの事例とその改善案をご紹介いたします。
事例1
外来患者へ案内し、訪問の患者を1人獲得でき、か強診は取得できた。
しかし、ご逝去されてしまい、以降、訪問の患者獲得はできていない。
再度、外来患者へ案内しているが、このままだと辞退届を出さなければならない。
どうすれば患者を獲得できるのか。
こちらの歯科医院の場合、患者1人で訪問歯科診療5回を達成でき、か強診を取得できました。
しかし、か強診を取得したことに安心し、その後は集患アプローチをしていなかったことが要因です。
訪問歯科診療の集患は、一朝一夕ではいきません。
そもそも外来と比べ、患者の絶対数が少ないからです。
さらに、外来患者は「訪問歯科診療」という制度を知らない場合も多く、自身が通っていた歯科医院が訪問歯科診療を実施しているか否かに関心を持っていません。
したがって、まずは院内での定期的な啓蒙活動を行い「訪問診療を相談できる歯科医院」として認知されることを目指しましょう。
事例2
訪問担当の歯科衛生士が退職してしまった。
受付やスケジュール調整、家族や担当ケアマネジャーとの連絡、診療及び補助など、全てを一人で行っていたため、どうすればよいかわからない。
この医院では、訪問歯科診療の基本ルールや医院マニュアルなどがありませんでした。
担当者の能力や経験に依存し、業務が行われていたことが要因です。
さらに、情報の共有もなく、ノウハウの蓄積がされていない状況でした。
訪問歯科診療を始めたばかり、または小規模の歯科医院では、2~3名の専門チームが対応し、外来スタッフと情報の共有をしていないことが多いようです。
上記でも患者様が少なく、スケジュールにも余裕があるならば問題はありません。
しかし、レセプト30枚以上、または定期的に診療している場合(1日15名以上、または週1日以上)は、内部の体制整備をされることをおすすめしております。
訪問歯科診療は、患者様や家族、CM(ケアマネジャー)、施設職員など多くの方と関わる機会があり、付随した業務も多岐にわたります。
5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)を言語化し、全体で共有するために可視化することが必要です。
例)外部からの問い合せへの対応
全体で共有ができる連絡ツールを作成をおすすめします。
出勤時や朝礼時に確認することで、円滑な引き継ぎや連絡漏れの防止につながります。
全スタッフが一連の業務内容を把握したうえで、職種別に分業制にすれば、一人あたりの負担を軽減することできます。
まずはスタッフに業務内容の全体把握をしてもらうことから始めましょう。
統一ルールがなく、漫然と業務を行っている場合、スタッフごとに手順や認識が異なります。
それらの業務を整理するには多大な時間と労力を有します。
デンタルサポートでは、事前準備や受付、対応に至るまで各種マニュアルをご用意しておりますので、体制の見直しにもお役に立てます。
いかがでしたでしょうか。
今回は訪問歯科診療導入後につまずくポイントと改善案についてお話しました。
訪問歯科診療を始めている歯科医院が増えてきており嬉しい限りです。
しかし、導入後につまずいている歯科医院が多いのも事実です。
デンタルサポートでは、訪問診療導入から安定した売上確保へ向けてのノウハウを多く持っております。
ぜひ、この機会にお気軽にご相談ください。
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