Column
コラム
こんにちは。デンタルサポート歯科事業部の丹澤です。
今回は、「口腔バイオフィルム除去処置」についてお話します。
主に在宅等で療養している患者や入院患者、障害(児)者などに診られる口腔バイオフィルム感染症患者に対し、口腔バイオフィルムの除去を行った場合に算定します。
訪問診療の現場でも取り入れられておりますので、参考になれば幸いです。
目次
1 口腔バイオフィルムの除去が必要な患者に対して、歯科医師又はその指示を受けた歯科衛生士が口腔バイオフィルムの除去を行った場合に、月2回に限り算定する。
一口腔につき110点
(1) 注1に規定する、口腔バイオフィルムの除去が必要な患者とは、関係学会の診断基準により口腔バイオフィルム感染症患者と診断されている患者をいう。当該患者に対して、歯科医師又はその指示を受けた歯科衛生士が、口腔バイオフィルムの除去を行った場合に算定する。当該処置を行うに当たっては、関係学会より示されている「口腔バイオフィルム感染症に関する基本的な考え方」(令和6年3月日本歯科医学会)を参考にすること。
(2) 主治の歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が、患者に対して当該処置を行った場合は、主治の歯科医師は当該歯科衛生士の氏名を診療録に記載する。
(3) 歯周病処置、歯周基本治療、歯周病安定期治療、歯周病重症化予防治療、周術期等専門的口腔衛生処置、回復期等専門的口腔衛生処置、在宅等療養患者専門的口腔衛生処置、機械的歯面清掃処置及び非経口摂取患者口腔粘膜処置を算定した月は算定できない。
(4) 口腔バイオフィルム除去処置は、在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料又は小児在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料に含まれ、当該管理料を算定した月は別に算定出来ない。
主に在宅等で療養している患者や入院患者、障害(児)者などでみられる、口腔内細菌やバイオフィルムの著しい増加により誤嚥性肺炎などを引き起こしやすい状態を指します。
原因:ADL低下、口腔機能低下、免疫力低下など
所見:プラークの大量付着、舌苔、口臭、不快感、口腔内出血、食欲不振など
関連疾患:歯周病、口腔カンジダ症、誤嚥性肺炎、摂食機能障害、脱水など
視診で異常が疑われる場合に口腔バイオフィルム感染症の疑いとし、口腔細菌定量検査を実施
舌下部または舌上部からの検体を使って細菌数を測定し、視診・検査結果・症状をもとに総合的に判断する。
基準値
・舌下部:3.16×10⁶ CFU/mL 以上
・舌上部:1.00×10⁷ CFU/mL 以上が基準値
目的:口腔内細菌量を減少させ、症状を緩和すること
1)患者への説明と同意
2)治療・管理計画の立案
3)治療・管理計画の説明と同意
4)治療・管理計画の実施
① 患者自身もしくは家族・介護者による口腔清掃方法の指導(方法・口腔清掃の器具・回数等)
② 歯科専門職による機械的歯面清掃や義歯、口腔粘膜等の口腔バイオフィルムの除去の実施
5)継続管理と治癒の判断

口腔バイオフィルムは患者・家族・介護職だけでは完全に除去が困難であり、歯科医師・歯科衛生士の介入が必須です。この機会に訪問診療の現場で取り入れてみてはいかがでしょうか。
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