Column
コラム
こんにちは。デンタルサポート訪問サポート担当の野田です。
私は地方エリアでの現場サポートや訪問先営業など、訪問歯科診療の支援業務全般に携わっています。
訪問歯科診療に関するお悩みから問題点を分析し、課題解決のヒントをお伝えします。
皆さんは、訪問歯科診療の新規患者様から依頼が入ったとき、どのように訪問スケジュールを決めていますか?
多くの医院では、既存のスケジュールの空いている時間に組み込もうとするのではないでしょうか?
しかし、この方法は非常に非効率です。
今回は、訪問歯科診療をはじめたばかりの医院が直面しやすい「スケジュール管理」の課題に焦点を当て、具体的な解決策をお伝えします。
目次
外来診療では、患者様が希望日に予約できない場合、歯科医院が代替日を提案し、それに合わせて予約するのが一般的です。
この方法は、移動時間を考慮する必要のない外来診療では効率的です。
しかし、訪問歯科診療では移動時間が大きな制約となるため、同様の予約方法では移動時間が増加し、1日の訪問可能患者数が制限されます。その結果、新規患者の受け入れが困難になる恐れがあります。
ここでは、訪問歯科診療におけるスケジュール管理の2つの重要なポイントをご紹介します。
ポイント1つ目は「患者様が空いている曜日や時間帯をすべて把握する」ことです。
訪問歯科の対象者は、通院困難な高齢者が大半を占めます。デイサービス、病院の受診、入浴介助、リハビリなど、さまざまな予定で一日が埋まっている場合も多いため、綿密な情報収集が必要です。
「月曜日はダメ」という情報だけではなく、「月曜日の何時~何時までがダメなのか?」など、具体的に把握することで、最適な訪問時間を見つけやすくなります。
ポイント2つ目は「ルートを最優先に考える」ことです。
患者様のスケジュールを把握した後は、ルートの効率性を考えます。
スケジュールが空いているところに患者様を当てはめていくのではなく、ルートを改善し、訪問時間を確保することを意識しましょう。
たとえば、既存のルート上に新規患者様の自宅付近がある場合、ルートへの組み込みを検討します。
ルート調整や時間確保できない場合は、他の患者様との訪問時間の入れ替えや日程変更なども検討します。
その際、入れ替える患者様の都合にも配慮し、医院と患者様双方にとってより良いルート改善を目指しましょう。
ルートの効率化ばかりを優先して、患者様の都合を無視してしまうと、信頼を失う可能性があります。
「今日はルートの関係で、いつもより少し早い時間になりますが大丈夫でしょうか?」など、患者様にきちんと説明し、理解と協力を得ながら進めることが重要です。
今回は訪問歯科診療のスケジュール管理を効率的に行うためのポイントを2つご紹介しました。
デンタルサポートでは、訪問歯科診療に特化した移動ルート最適化のアドバイスを提供しています。
地域別の診療日設定や効率的な訪問順序の構築などにより、移動時間を最小限に抑え、訪問患者数を最大化するためのノウハウを提供いたします。
まずは無料相談で貴院の現状と課題を分析いたします。訪問歯科診療の効率化と収益向上に向けたサポートをぜひご検討ください。
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