Column
コラム
こんにちは、デンタルサポートの木下です。
訪問歯科診療サポート業務に携わって20年。
北海道・東北・関東・関西・九州で訪問歯科サポート業務を行い、累計4,000回以上の現場経験から感じたことをご紹介したいと思います。
今回は、訪問歯科の治療や事務手続き以外で注意が必要なことについて、取り上げたいと思います。
ささいな事ですが、大きなクレームになる可能性もあるので、参考にしてください。
目次
施設玄関の近くに駐車すると、施設送迎車や面会に来られたご家族の方の駐車を妨げてしまいます。
また緊急車両の出入りや搬送に影響する場合があります。
施設から駐車場所の指示がない場合は、なるべく駐車場の端を利用するようにしましょう。
施設によっては台車の使用禁止や施設内専用台車のみ使用可能など、ルールがあるため事前確認を行うようにします。
施設内に訪問器材を置いて離れてしまうと、それに興味を持った入居者様などが触ってしまい、事故や紛失や盗難につながる可能性もあります。
診療場所の清掃はもちろん、使用した水回りの拭き上げを行いましょう。
うがい後の食物残渣や薬液などがシンクに残っている場合があります。
入居者対応中の施設職員にお声を掛けてしまうと、入居者様の話を遮ってしまい失礼にあたる場合があります。周囲の状況をみてお声掛けするようにしましょう。
スタッフ間で患者様について話をする時は、周囲の状況に配慮して行うようにします。
他者の耳に入り、不快感や不信感を与えてしまうことがあります。
住人にしか分からない周辺事情があるため、必ず確認して駐車します。
ご自宅に歯科の器材(道具)を多く持ち込まれることに、嫌悪感を抱く方もいらっしゃいます。
また忘れ物の可能性も高くなるため、不要な器材は持ち込まないようにします。
外から持ち込まれた器材(道具)を置いてほしくない場所もあります。
器材を置くためのシート等を準備しておき、置いても良い場所を確認してから置かせていただくなどの配慮が必要です。
ご紹介したのは、ほんの一部です。
これらのちょっとした心遣いや周囲への配慮で、クレームへの発展を防ぐことができます。
訪問先でスムーズな診療が行えるように、配慮を忘れないようにしましょう。
デンタルサポートでは、訪問歯科で気を付けたいポイントを含む「勉強会」なども実施しております。
無料相談も行なっておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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