Column
コラム
こんにちは。
デンタルサポート歯科事業部の木下です。
訪問歯科診療サポート業務に携わって20年。
北海道・東北・関東・関西・九州で訪問歯科サポート業務を行い、累計4,000回以上の現場経験から感じたことをご紹介したいと思います。
目次
訪問歯科診療では、施設や病院など、さまざまな訪問先があります。
また、その訪問先によって事情が異なるため、要望や相談は多様です。
しかも、その要望に対応できなければ、訪問歯科診療の満足度低下につながり、同業他社が入り込む余地を与えることにもなります。
先方の要望すべてに対応できなかったとしても、『どのような対応を行なったか』によって、相手が捉える印象はまったく別のものになるでしょう。
先方からの要望すべてに対応できない場合が出てきます。
そのようなときは、何が目的でこのような要望なのかを深堀して理解します。
それができれば、別方法での対応が見つかる場合もあります。
【施設要望】
毎週火曜日の訪問を、火曜日と水曜日の2回に増やして欲しいと連絡がある。
【歯科状況】
院内休診日である火曜日のみ訪問診療(急患の場合のみ、他曜日対応可能)。
【要望を深堀】
入居者の訪問診療をお願いしたいが、火木土曜日にデイサービスの利用をしているため訪問日を増やして欲しい。
【対応】
今後訪問診療が拡大できれば、週2回の訪問は可能だが、現状は厳しい旨をお伝えして代替案を提示。
【施設要望】
義歯作製を依頼、早期の作製希望。
【要望を深堀】
義歯を落とし破損。他施設への転居が近々決まる予定だが日程は不明。そのため、早急に義歯の新規作製を希望。
【歯科対応】
要望に寄り添ったサービスを検討し、3つの案をご提案。
訪問先の担当者から対応が難しい相談を出されることもあります。
そのようなときも、すぐに断らない方が良い場合があります。
だからといって、許容範囲以上のことを安請け合いしては絶対にダメですが、すぐに断ってしまうと心証を害する場合もあります。
まずは時間をいただき、どのような対応が可能かを検討し、対応が不可能であれば代替案を提示します。
それもできない場合は、担当者に対応が不可能な理由を丁寧に説明しましょう。
重要なのは、何かあったときに、いつでも担当者から相談してもらえる関係性を構築することです。
訪問歯科診療にお困りの院長先生は、お気軽にデンタルサポートまでご相談ください。
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