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採用・求人 公開日:2025/11/26

本当にあった、やばい面接 ~求職者のリアルな声から学ぶ「選ばれる歯科医院」への第一歩~

本当にあった、やばい面接 ~求職者のリアルな声から学ぶ「選ばれる歯科医院」への第一歩~

こんにちは。デンタルサポートの「歯科採用職人」こと石田です。
「面接後の辞退が多い」「すぐに辞めてしまう」など、多くの歯科医院が採用の悩みを抱えています。その原因は、もしかすると「面接」にあるのかもしれません。
今回は、実際に求職者が体験した「やばい面接エピソード」を紹介しながら、求職者がどのような視点で医院を評価しているのか、またどのような点で「この医院では働きたくない」と感じて辞退に至っているのかを共有します。
「ウチは大丈夫」と考えている院長先生にも、ぜひお読みいただきたい内容です。採用活動の質を高め、本当に必要な人材を確保するためのヒントが詰まっています。

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【実録】求職者が体験した「やばい面接」事例集

Case1:ただの“人手”扱い? 興味があるのは「いつから来れるか」のみ

Aさんは、自宅近くの医院に応募しました。面接が始まると、院長先生はAさんの履歴書をざっと確認し、いきなりこう切り出しました。「駅が近いから通勤も便利だよね。で、いつから働ける?」 と…
その後も、Aさんの経歴やスキルに関する質問は一切なく、Aさんは「人手が欲しいだけなんだな」と感じ、その場で選考を辞退することを決めたそうです。

Case2:年齢だけで即アウト?院長独自の“謎ルール”

Bさんは人材紹介会社に勧められて、とある歯科医院に面接に行きました。Bさんの履歴書を見た院長先生は、「うちの女性スタッフは全員20代なんだよね。君はもうすぐ30歳だから、ごめん、今回はご縁がなかったということで」と、一方的に面接を終了させました。
年齢のみを理由とした不採用に、Bさんは呆れつつも「このような価値観の医院で働かずにすんで良かった」と安心したそうです。

Case3:面接時間は10分!時間不足が伝える誠意の欠如

Cさんは、指定された「12時50分」に面接に臨みました。院長先生は「午後の診療開始まで10分しかないから、チャチャっと済まそうね」と… 案の定、職務内容や待遇に関する説明はほとんどなく、Cさんがいくつかの質問に答えただけで面接は終了しました。
Cさんは「軽く扱われた」と感じ、不信感を抱いて辞退しました。

Case4:「何か質問ある?」で終わる面接。真剣さゼロの採用姿勢

Dさんの面接では、始まるや否や、院長先生がDさんの履歴書を眺めて、「へぇー、〇〇先生のところにも居たんだね~?」「それで? 何か聞きたいことある?」と言っただけでした。Dさんはペースを乱されてしまい、事前に用意していた質問も十分にできません。結局、絞り出してなんとか尋ねた質問に対しても、的を射た回答が返ってくることはありませんでした。
「きっと誰でもいいのだな…」と感じ、Dさんは辞退しました。

なぜ面接で失敗するのか?求職者が見限る医院の共通点

これまでにご紹介した事例には、求職者が「この医院はないな」と見限る共通点があります。

求職者が見限る医院の共通点
1.
「人材」ではなく「人数」を求める姿勢
スキルや人柄より「いつから勤務できるか」を重視し、単なる作業要員扱いしている。
2.
求職者への敬意を欠く面接姿勢
面接を「医院側が選ぶための場」と考えており、求職者を一人の専門家として十分に尊重していない。
また、医院も求職者から評価される立場であるという意識が不足している。
3.
医院のビジョンや魅力が伝わっていない
給与以外の「ここで働く価値」を伝えられていない。
4.
採用を「雑務」と捉える意識
採用にかける時間や労力を軽視する経営姿勢が見える。

売り手市場を勝ち抜く!採用を成功に導く面接のポイント

では、求職者に「この医院で働きたい」と思ってもらうには、どのようなことが大切なのでしょうか。ここでは、4つのポイントを紹介します。

「人手」ではなく「人材価値」を重視する姿勢を示す

求職者の経歴やスキルに関心を持ち、その強みがどう医院に貢献できるかを具体的に伝えましょう。「いつから勤務可能か」より「どのような役割を担ってほしいか」を明確に示すことで、単なる「人手」ではなく「チームの一員」として迎える姿勢が伝わります。

面接は「相互理解」の場と心得る

面接を一方的な選考の場と勘違いしてはいけません。医院もまた評価されています。相手を尊重し、対等な立場で互いを理解しようとする姿勢が信頼を生みます。

面接は医院の魅力を伝える「プレゼンテーション」の場と捉える

給与や休日だけでは、優秀な人材を惹きつけることはできません。医院の理念や成長の機会など、自院の魅力をしっかり伝え、「単なる職場」ではなく「キャリアを築ける場」であることを示しましょう。

採用を「重要な経営投資」として真剣に取り組む

採用活動を「診療の合間の雑務」と捉えるのではなく、医院の未来を左右する「最重要の経営課題」と位置づけて臨みましょう。面接には十分な時間を確保し、応募書類を熟読するなどの事前準備を怠らないことが大切です。

まとめ

ご紹介した事例は、決して他人事ではありません。これらに共通しているのは、「医院主体」で「求職者の視点が欠けている」面接スタンスです。
今や歯科衛生士”超”売り手市場であり、まさに求職者が医院を選ぶ時代です。
面接は、医院と求職者がお互いを深く理解し合うための場です。相手に敬意を払い、医院のビジョンや働くことのやりがいを真摯に伝えることで内定承諾につながります。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。本コラムが皆さまの「採用力UP」と、より良い医院づくりのヒントになれば幸いです。
先生ご自身も、スタッフも、患者様も笑顔になれる医院づくりをご一緒に実現していきましょう!

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