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こんにちは。デンタルサポートの歯科採用職人 石田です。
当社の採用コラムでは、採用業務の知識や経験が浅い方でも、すぐに役立ていただける情報の発信を心がけていますので、ご一読をいただき参考にしていただけたら幸いです。
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歯科衛生士の採用は、多くの院長先生にとって大きな課題です。周辺のライバル医院よりも給与を大幅に上げてみたのに応募が来ない…そんなお悩みを抱えていませんか?実は、歯科衛生士が重視しているのは給与だけではありません。今回は、歯科衛生士が「給与以外」で重視するポイントについて解説します。
目次
求職者が「給与以外」で真っ先にチェックするポイントのひとつは、社会保険の完備、特に厚生年金への加入です。求職者へのヒアリングでも、社会保険完備(厚生年金)は常に上位に挙げられています。
歯科衛生士の転職希望者にヒアリングを行うと、「休診日が週2日ある歯科医院」が特に人気であることがわかります。特に、「日曜+水曜」や「日曜+木曜」の休診日の歯科医院を希望する方が多い傾向にあります。
■ 休診日が週2日ある歯科医院が人気の理由
歯科衛生士は、「何時に帰れるか」という終業時間も重視しています。特に、家庭のある方は、18時から18時半までに退勤できる職場を希望する傾向が強いです。
最近では、採用強化のために昼休憩を短縮し、終業時間を早めることで、より働きやすい職場環境づくりに取り組む歯科医院が増えています。
賞与(ボーナス)の有無はしっかりと見られています。
ここで「なし」と記載がある医院は、かなりの確率で脱落すると言っても過言ではないかと思います。
一方で、「あり」と記載するだけでなく、「〇ヶ月分(昨年実績)」のように具体的な支給額を明記すると、より魅力的な求人票となります。
もし他院よりも高い水準の支給実績がある場合は、積極的にアピールすることをおすすめします。
退職金制度は、歯科衛生士の定着率を高める有効な方法の一つです。
実際に求職者に話を聞くと、「長く働きたい医院の条件」として退職金制度を挙げる人が多く、特に若い世代でその傾向が強く見られます。
退職金制度は、医療法人や規模の大きな歯科医院で導入されていることが多い一方で、導入していない医院も少なくありません。
退職金制度を導入している医院では、単に退職金の有無を示すだけでなく、「勤続3年以上で支給」など、具体的な条件を明確にすることで、求職者の関心をさらに高めることができます。また、人材獲得競争が激しい地域では、退職金制度が他院との差別化につながるため、導入を検討する価値があります。
歯科衛生士学校では、「社会保険が完備されている(厚生年金を含む)こと」や「退職金規定がある歯科医院」への応募を優先するよう指導されることもあるようです。
これらの条件を備えた医院は、求職者に対して安定した経営や将来を見据えた運営方針をアピールできるため、採用活動にも良い影響を与えています。
今回は、歯科衛生士の採用において、給与以外で重視されるポイントをご紹介しました。
歯科衛生士の採用市場は、求職者1人に対して23件もの歯科医院が競合しているといわれるほど、非常に厳しい状況です。
そのため、多くの歯科医院が人材確保のために高い給与を提示しており、給与水準も上昇傾向にあります。しかし、高い給与を提示するだけでは、採用や定着が必ずしもうまくいくとは限りません。
また、今回ご紹介したような給与以外の条件にも注目し、それらを柔軟に改善することで、たとえ給与水準が平均的であっても、採用に成功することがあります。
また、条件面だけでなく、条件面だけでなく、求人票の文面や画像も重要です。求人票の作成方法については、下記のコラムをぜひご覧ください。
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