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採用・求人 公開日:2024/09/25

応募がない理由はコレ!歯科医院が陥りがちな募集時の給与設定ミス3選

応募がない理由はコレ!歯科医院が陥りがちな募集時の給与設定ミス3選

こんにちは。デンタルサポート株式会社 歯科採用職人の石田です。

応募獲得につながる採用インフラの整備から、適切な面接方法の助言、内定後のフォローまで何でもご相談ください。

今回も「応募がない」歯科医院のお悩み解消のヒントを提供します。

令和6年度の地域別最低賃金額は、10月から順次引き上げられます。
厚生労働省によると、令和6年度の全国加重平均額は1,055円で51円の引上げであり、過去最高となります。
メディアでも「賃金の高騰」が盛んに報道され、多くの院長先生から「歯科業界の給与相場」についてご質問をいただいています。
そこで、今回は「応募獲得につながる募集給与の決め方」について、衝撃の調査結果とともに紹介します。

応募獲得には募集給与の根拠が重要

「応募がない」歯科医院の求人情報を精査すると、いくつかの課題が見つかります。
その課題の中でも最も重要度(影響度)が高いのが募集給与です。
次項より、募集給与を設定する際に陥りやすいミスについて、歯科助手採用の事例をもとに解説します。

陥りやすいミス1 給与設定の根拠があいまい

以下のような独自の考えやルールで募集給与を設定している歯科医院が意外にも多いようです。

《応募がない歯科医院の募集給与の根拠例》

  • 数年前から全員一律で〇〇円スタート
  • 数年在籍しているスタッフが○○円だから、そこからマイナス100円
  • 最低賃金を下回らないように調整している

このような場合、周辺の給与相場と比較して大きく見劣りをしているために応募が来ないというケースが多く見られます。

陥りやすいミス2 周辺の歯科医院の給与額を把握していない

ここでは、募集給与の設定の根拠とすべき周辺の給与相場について説明します。
まず調査しなければならないのは、周辺歯科医院の給与相場です。

今回、歯科助手の平均募集給与額を調査したところ、去年と比べて大きく増額していることに衝撃を受けました。
下表のとおり、ここ1年で驚くほど募集給与が上昇し、最低賃金との差額も年々大きくなっています。
ジョブメドレー掲載の東京都の歯科助手の平均募集給与(時給)は、昨年から235円増の1,467円であり、10月1日から適用される最低賃金1,163円との差額は313円です。

都道府県別平均時給と最低賃金の差額

したがって、「数年前から全員一律で○○円スタート」「最低賃金を下回らなければよい」という考えは改め、周辺の歯科医院の給与相場を調査してみましょう

陥りやすいミス3 他業種(歯科医院以外)の給与相場を把握していない

歯科助手が採用できない理由の一つとして他業種への人材流出があります。
イーアイデムの東京都のバイト、パート、派遣の時給相場(2024年8月2日)によると、各業種の平均時給は以下の通りです。

  • 歯科助手 1,476円
  • 販売・接客サービス 1,258円
  • 飲食・フード 1,286円
  • 軽作業・製造・物流 1,409円
  • ファッション・アパレル 1,366円
  • 最低賃金 1,163円

人材流出の理由

■人手不足

歯科以外の他業種でも人手不足が深刻であり、人材の争奪戦が起きています。
そのため、どの業種でも募集給与が高騰していることがわかります。

特に、AmazonやZOZOなどの大手の物流倉庫が新規開設する際に、好条件で大量募集をするケースが確認されています。
これらの物流拠点が近所にある歯科医院は、求職者の取り合いが熾烈になっています。

働き方の多様化

さらに、働き方の多様化により、歯科助手のような「忙しい」「覚えることが多い」「土曜も出勤」といった職場環境は、求職者から敬遠される傾向があります。
そのため、歯科助手は他業種と比べて、採用の難易度が上昇傾向にあり、やや高い給与相場になっています。
数年前までの「歯科助手は最低賃金で雇用できる」という感覚はとても危険です。
安い時給で歯科助手を採用することは非常に困難であることをご理解ください。

「令和6年度地域別最低賃金額改定」の注意点

受付や歯科助手を最低賃金で雇用している場合は、10月まで(10月実働分より)に賃金の見直しが必要です。
最低賃金以上を支払わない場合「最低賃金法第40条」により、50万円以下の罰金に処せられることがありますので注意してください。

まとめ

募集給与の設定ミスを回避することができれば、求職者にとって魅力的な求人となる可能性が高くなります
当社が実施している「求人掲載代行サービス」では、手間がかかる給与相場(周辺歯科医院・他業種)の調査を行い、適切な募集給与を提案します。

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専任の担当者が魅力的な求人作成をサポートし、採用問題解決に尽力します。
給与以外の項目が原因で応募がない可能性もありますので、まずは現状をお聞かせください。
募集中の求人を精査し、課題の解決策をご提案します。

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