Column
コラム
こんにちは。デンタルサポート株式会社の歯科採用職人の石田です。
当社はそれぞれの医院が抱える採用に関する問題の解決策を見出し、サポートサービスをご提供しています。
前回のコラムでは、「ジョブメドレー」が求職者から最も閲覧されている媒体であると紹介しました。(デンタルサポート調べ google検索を用いて調査)
読んでくださった先生の中には「ジョブメドレーに掲載すれば応募が来る」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実はこれだけでは応募は来ません。
なぜなら、「ジョブメドレー」は多くの歯科医院が利用しているため、先生の求人情報が目立たず埋もれてしまっているからです。
緊急調査!今、歯科業界で最も閲覧される求人サービスはコレだ!!(公開日:2024年6月5日)
目次
では、応募が来るようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
それには、激しい競争を勝ち抜いて求職者へ情報を届けるための工夫が必要になります。
そこで、重要になってくるのが求人情報の「見た目」です。
人との出会いに例えるなら「顔」であり、求人情報のTOP画像(一覧ページに掲載される画像)が「顔」にあたります。
このTOP画像の印象の良さやメッセージ性によって、詳細情報まで見る求職者が増えるのです。
ひいては応募を検討してもらえる人数に大きな差が生じます。
今回は、都心部(JR山手線沿線)で働きたい求職者(歯科衛生士)の立場で、求人情報一覧に目を通してみました。
その中には「どういう意図なの?」と思わずツッコミみたくなったTOP画像がいくつか見つかりました。
求職者から聞こえてきそうな「心の声」とどの部分からそう感じたのかを紹介します。
求職者が転職先に望む条件は「給与」「終業時間」「残業有無」「社保完備」などを筆頭にさまざまです。
しかし、長く(ストレスなく)勤めたい人にとっては「人間関係の良さ」が最重要の条件になります。
これを参考に下記をご覧ください。
この医院は一番に「医院のキレイさ」「お洒落な内装」をアピールしたいのでしょうか?もちろん働く職場は綺麗でお洒落な方が良いと思います。
しかし、歯科衛生士が実際に仕事をするスペースは主に診療室であって、受付や待合室ではありません。
誰もが知っている黄色い看板の歯科医院であったり、もしくはメディアで取り上げられるようなブランド力がある歯科医院であれば、この画像も理解ができます。
しかし、上記に該当しない場合には、効果がありません。
なぜなら、「一緒に働きませんか」というメッセージを伝えることや医院の魅力をアピールすることができないからです。
求職者がこれらのTOP画像に興味を持ち、詳細情報まで見たいと思う可能性はかなり低いでしょう。
多忙(面倒)であったり、WEB知識がなかったりして、求人サイトが規定する画像を用意できない歯科医院もあるかと思います。
しかし、不適切な画像は求職者へマイナスの印象を与えてしまうことをご存知でしょうか。
他サイトの画像をそのまま転用した例です。「異なる競合サイトのマークがついた画像を使っているなんて無神経」という印象を与えかねません。
画像にはサイトが推奨するサイズがあります。それより小さいサイズの画像を使用すると、不自然な余白ができてしまい見栄えがとても悪くなります。
面倒でも適したサイズのオリジナル画像を用意されることをオススメします。
求人広告でよく目にする「明らかに素材だとわかる画像」では医院の魅力が伝わりにくいです。さらには「スタッフとの関係性が悪くて誰も出てくれないのでは?」などとマイナスの想像をされてしまう恐れがあります。
できるだけ医院の様子やスタッフが写ったオリジナル画像を使用したいところです。
個性が強い院長先生の単独ショットが与える印象は、恐らく「我が強い人の下で働くのは大変だろうな」となるのでないでしょうか?
求職者が転職先を選ぶ際に優先する「人間関係の良さ」「働きやすさ」とは正反対の印象を与えてしまう恐れがあります。
「院長に顎で使われるんだろうな」「高圧的な接し方をする院長なんだろうな」と想像されることは明白です。
こちらも「働きやすさ」とは正反対の印象を与えてしまう恐れがあります。
院長ショットを載せるのであれば、スタッフを交えて談笑している画像をオススメします。
それが難しいならば、「一緒に働く笑顔のスタッフ」や「業務中の歯科衛生士」の画像に差し替える方が勤務後の様子が想像できるため、プラスの印象を与えられるでしょう。
ここまでは「どういう意図なの?」とツッコみを入れたくなった事例を紹介しました。
次にお手本にしたい素晴らしい画像を2パターン紹介します。
歯科業界の求職者の多くは「人間関係」を理由に転職をする傾向が強いです。
よって転職先に「人間関係の良さ」を求めていることは過去のコラムでもお伝えしています。
実際に勤務しているスタッフが笑顔で写っている画像を使用すると好印象を与えることができます。
医院のスタッフ構成(年齢層)や雰囲気を伝えることができ、一緒に楽しく働けるかもしれないと前向きな想像をしてもらえるでしょう。
この画像のメリットは、ユニフォーム、ツール、診療室の様子など実際に勤務した際の様子を想像できることです。
「こんな雰囲気の医院で働きたい」「ここなら頑張れそう」と思ってもらえるような「明るく・清潔・整理整頓が行き届いた」診療風景の画像の使用をオススメします。
歯科採用市場では、「歯科医院が求人情報の作成・運用を採用のプロ(業者)に依頼し成果を得る」というやり方がトレンドになっています。
プロと歯科医院が作成した求人情報では、一覧を閲覧した際に求職者に与える印象が全く異なります。
中でも特徴的なのはTOP画像で、①「画像のみ」と②「キャッチコピーや給与条件などを記載した画像」との2パターンの求人が存在することがわかります。
①は詳細画面まで見ないと条件がわからないうえ、どこの歯科医院の写真も似たり寄ったりで印象に残りにくい傾向があります。(例:画像9)
対して②は条件面なども一度に目に入るため、興味を引きやすく、詳細画面まで閲覧される傾向があります。(例:画像11)
したがって、応募獲得は②が優れているといえるでしょう。
繰り返しなりますが、求人情報は求職者に見てもらえないと応募には至りません。
したがって、求人情報の「顔」とも言えるTOP画像には、多少の労力や予算を割いてでも求職者に興味を持ってもらえるような画像を設定することが重要です。
今一度、自医院の求人情報を確認していただき、改善すべき画像を使用していた場合には早期の差し替えをオススメします。
採用活動に課題を感じている歯科医院の採用担当者様とWeb面談(Zoom)し、採用力を診断します。(所要時間 30分から40分程度)。
当社が多くの歯科医院の採用支援を実施してきた中で「応募があり採用ができている歯科医院」をモデルにしたオリジナルの診断ツールになります。10項目のうちのいくつがチェックできるかで、現在の採用力が明確になります。
ダウンロードはこちら。
【参加いただいた歯科医院の動機の例】
歯科医院のこのようなお悩みに寄り添い、改善提案をいたします。
デンタルサポートの「求人掲載代行サービス」は、現状の分析から新たな募集戦略の立案、求人サイト運用までがサービスに含まれています。
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その他、既存スタッフへのインタビューをもとに求人情報を作成することで、医院の魅力を可視化できるというメリットもあります。
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