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採用・求人 公開日:2024/04/10

応募が来ない歯科医院がチェックすべきポイント5選

応募が来ない歯科医院がチェックすべきポイント5選

こんにちは。歯科採用職人の石田です。
デンタルサポートでは、採用がうまくいかない歯科医院から相談を受け、それぞれの医院に合った解決策を見いだすかたちでサポートしています。
いただくご相談の中で圧倒的多数のお悩みが「求人を掲載しても応募が来ない」です。
そこで、今回は「応募が来ない」を解決するためのチェックポイントをご紹介します。


歯科採用職人の考える「応募が来ない求人」が抱える課題

「応募が来ない求人」を「応募が来る求人」にするためには以下を解決する必要があります。

  1. 自院の募集情報を求職者により多くの求職者に見てもらうにはどうすべきか
  2. 求職者自身が入職後に雇用条件や環境面に満足して働いている姿をイメージできる内容なのか

この2つの課題を解決するためのチェックポイントを5つお伝えします。

歯科採用職人はこの5つをチェックする

私が歯科衛生士の募集で相談を受けた際にチェックしているポイントは5つです。

  1. 給与設定(下限値)
  2. 終業時間
  3. 画像
  4. 社会保険の加入有無
  5. 固定残業代の有無

次項で詳しく説明します。

競合医院に見劣りしない給与設定をしているか

給与額をどのように設定していますか?
人件費を抑えたいといった意向で設定している場合、応募が来ない最大の理由になっている可能性が高いので注意が必要です。

大手求人サイトの検索の基本項目は「勤務地」「給与」「雇用形態」の3つです。
ここからも求職者は給与を重要視していることがわかります。

そこで、周辺の競合医院の給与額を調べていただき、見劣りする場合は給与額の見直しをオススメしています。
高めの給与設定をすることで閲覧者が増えるため、応募獲得につながる可能性が増します。
ただし、誰でも良いので高給で歓迎ではなく「実務経験3年以上の方」など応募資格(条件)の最低ラインを明確に設定するといいでしょう。
それにより、複数の候補者から医院にマッチした人材が採用できるという仕組みを作ることができます。

歯科採用職人のテクニック

当社の「求人掲載代行サービス」は、競合調査に基づいた提案をしており、募集条件作成の際、大きな力を発揮します。
競合調査では、貴院が設定した給与額が求職者の検索結果リストのどのあたりに位置するのかを把握できます。
調査した総医院数の上位3分の1までの給与額と同等以上に見直しすることをオススメしています。

スタッフにとって働きやすい時間設定か

終業時間は何時ですか?
ここで注意していただきたいのは、診療時間ではなく、勤務が終了する時間です
近年、家庭との両立(保育園のお迎えや夕飯の支度に支障がない)を目指す方やプライベートを充実させたい方が増えています。
実際に求職者へインタビューすると「お昼休憩は短くてもよいので、17時台や18時台といった早い時間終業する医院を選びたい」といった声を多く聞きます。
遅くまで診療をしている医院は、始業時間を早めて清掃を診療開始前にする、休憩時間を短縮するなど、終業時間を早める検討してみてはいかがでしょうか。

目を引く画像を使っているか

検索結果ページの中で悪目立ちはしていませんか?
最近では「ジョブメドレー」や「guppy」などの求人サイトの求人を当社のような代行業者が制作していることが多くなっています。
業者(プロ)が作成した画像はクオリティが高く、必要なキャッチコピーを含んでいるため、求職者にプラスのイメージを与えます。

一方、「古い」「暗い」「画質が粗い」画像は求職者へマイナスのイメージを植え付けてしまう恐れがあるので注意が必要です。

社会保険完備が有利

「常勤」希望のほとんどの歯科衛生士は、社会保険完備(健康保険・厚生年金いずれも加入)の医院を優先して探しています。
なお、大手求人サイトの求職者が自由に選択できる「こだわり」条件の一番目はいずれも「社保完備」となっています。

私は年間約100名の歯科衛生士にインタビューをしていますが「協会けんぽ+厚生年金」を望む声が圧倒的に多いです。
多くの歯科医院が加入している「歯科医師国保」はスタッフやスタッフの扶養家族に手厚い保証があるものではないので、敬遠する方も少なくありません。

固定残業代は敬遠されやすい

固定残業代=残業が発生する前提ですよね?(求職者の声)
コンサルタント業者などから求人の給与額を少しでも多く見せるために、固定残業代を設定することを勧められて安易に導入する医院が多いようです。
しかし、求職者の多くは定期的に残業が発生するから「固定残業」を導入していると考え、敬遠されてしまいます。※実際の残業の有無は求人だけでは判断できません。

歯科衛生士へのインタビューからも固定残業代は敬遠される傾向にあります。
(2.2)の終業時間へのこだわりのとおり、残業そのものが歯科衛生士から敬遠されていることを認識していただきたいと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。
応募が獲得できるか否かを左右する最も重要なのは、①自院の募集情報を求職者により多くの求職者に見てもらう ②求職者自身が入職後に雇用条件や環境面に満足して働いている姿をイメージできる求人をつくる ことです。

デンタルサポートの「求人掲載代行サービス」では、歯科医院の求人の状況確認から周囲の市場調査を経て、応募したくなる求人を作成しています。
今回ご紹介した「市場調査」と「見栄えが良い募集ページ」を準備するにはそれなりの労力・スキル・時間を要します。
この点だけを切り取っても当社へご依頼いただくメリットは充分に見いだせるのではないでしょうか?

デンタルサポートの採用力診断とは?

採用活動に課題を感じている歯科医院の採用担当者様とWeb面談(Zoom)し、採用力を診断します。(所要時間 30分から40分程度)。

応募がきている歯科医院の求人募集を参考にしたチェックリストです。

当社が多くの歯科医院の採用支援を実施してきた中で「応募があり採用ができている歯科医院」をモデルにしたオリジナルの診断ツールになります。10項目のうちのいくつがチェックできるかで、現在の採用力が明確になります。
ダウンロードはこちら

【参加いただいた歯科医院の動機の例】

  • なぜ応募が来ないのか、イマイチ腑に落ちない
  • 他の業者に条件が悪いと言われ断られた
  • これで応募が来るならば、採用力診断をしてみたい
  • とにかく採用に関する相談相手が欲しい

歯科医院のこのようなお悩みに寄り添い、改善提案をいたします。

デンタルサポートの「求人掲載代行サービス」

デンタルサポートの「求人掲載代行サービス」は、現状の分析から新たな募集戦略の立案、求人サイト運用までがサービスに含まれています。

【サービス内容】

  • 歯科医院の求人募集の状況確認(掲載中の求人情報の整理など)
  • 同じエリアの競合(ライバル医院)調査
  • 求職者の関心を得る魅力的な求人情報の作成
  • スカウト業務の代行
  • 応募者との問い合わせや面接日程調整の代行

その他、既存スタッフへのインタビューをもとに求人情報を作成することで、医院の魅力を可視化できるというメリットもあります。

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