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採用・求人 公開日:2023/07/12

2023年夏の歯科採用トレンドに迫る

2023年夏の歯科採用トレンドに迫る

こんにちは。
デンタルサポート専任エージェントの石田です。

昨年、2022年8月のコラムでお伝えした「google求人募集検索の実験結果」について、大変多く反響をいただきました。
前回の実験から約1年が経過した現在はどうなのか?
改めて実験した結果をお伝えいたします。

今回は、歯科医院を運営するうえで雇用する機会が多い「歯科衛生士」とご相談件数が急増中の「歯科助手」も加えた「google求人募集検索の実験結果」をご紹介します。
これを見れば歯科業界の採用トレンドが一目瞭然です。
採用がうまくいかない原因は、トレンドを理解していないせいかもしれません。
ここでは、歯科採用市場で歯科医院が今とるべき行動をご提案します。

求人募集検索から見る歯科採用市場

今回の実験では山の手線沿線を対象に「求職中の歯科衛生士・歯科助手の気持ち」になって仕事検索をしてみました。

実験の設定

1. Googleを用いて検索

Googleでの検索結果のうち「求人」と表示されたフレーム内求人情報を集計しました。

  • 求職者はスマートフォンで検索する機会が多いため、モバイル検索エンジンシェア一位のgoogleを選択
  • Googleしごと検索(Google for Jobs)という機能を利用(Google検索で求人関係のキーワードで検索したときに、求人情報を検索結果ページの上部に掲載させるもの)
2. 山の手線の各駅30駅で検索
  • 検索ワード例)「新宿駅 歯科衛生士 求人」「渋谷駅 歯科衛生士 求人」……

歯科衛生士

実験結果

それぞれの駅で上位表示された求人の投稿元・数値・割合は以下のとおりです。(2023年6月19日デンタルサポート調べ)

検索順位で1番目に表示された求人情報の掲載媒体(30駅中)
媒体名今年度の件数(割合)昨年度の件数(割合)
ジョブメドレー(医療特化)18件(60.0%)10件 (33.3%)
guppy(医療特化)7件(23.3%)17件 (56.6%)
クオキャリア(医療特化)2件2件
シカカラ※(医療特化)2件表示なし
ドクターズファイル※(医療特化)1件表示なし
検索順位で2番目に表示された求人情報の掲載媒体(30駅中)
媒体名今年度の件数(割合)昨年度の件数(割合)
guppy(医療特化)16件(53.3%)12件 (40.0%)
ジョブメドレー(医療特化)8件(26.6%)11件 (36.6%)
クオキャリア(医療特化)4件2件
デンプロ※(医療特化)1件表示なし
ジョブコロ※(医療特化)1件表示なし
シカカラ(医療特化)表示なし5件
検索順位で3番目に表示された求人情報の掲載媒体(30駅中)
媒体名今年度の件数(割合)昨年度の件数(割合)
ジョブメドレー(医療特化)17件(46.7%)9件 (30.0%)
guppy(医療特化)7件(23.3%)8件(26.6%)
クオキャリア(医療特化)2件4件
ファーストナビ歯科衛生士(医療特化)2件2件
シカカラ※(医療特化)1件表示なし
個人医院1件1件
シカミル(医療特化)表示なし3件
ジョブコロ(医療特化)表示なし1件

考察

1番目の掲載媒体は、昨年と同様にguppyとジョブメドレーが大部分を占める結果に変化はありませんでした。
ただし、guppyとジョブメドレーのシェアが昨年は89.9%だったのに対し、今年は83.3%とやや縮小した結果になりました。
2番目は、guppyとジョブメドレーで80.0%(昨年76.6%)、3番目は、80.0%(昨年56.6%)となり、検索結果はguppyとジョブメドレーに掲載中の求人が、大部分を占める結果になりました。
上記の結果と通り、2023年の動向として、guppyとジョブメドレーが2強であることは変わりませんでした。
しかし、昨年の実験では見られなかった「ドクターズファイル」「デンプロ」「ジョブコロ」などのサービスも台頭しており、それらにも今後は注目したいと思います。

歯科助手

実験結果

それぞれの駅で上位表示された求人の投稿元・数値・割合は以下のとおりです。(2023年6月21日デンタルサポート調べ)

検索順位で1番目に表示された求人情報の掲載媒体(30駅中)
媒体名今年度の件数(割合)
guppy(医療特化)17件(56.7%)
ジョブメドレー(医療特化)10件(33.3%)
ジョブコロ(医療特化)2件
doda1件
検索順位で2番目に表示された求人情報の掲載媒体(30駅中)
媒体名今年度の件数(割合)
ジョブメドレー(医療特化)17件(56.7%)
guppy(医療特化)5件(16.7%)
ファーストナビ歯科衛生士(医療特化)2件
シカミル(医療特化)2件
ドクターズファイル(医療特化)1件
個人医院1件
engage1件
バイトル1件
検索順位で3番目に表示された求人情報の掲載媒体(30駅中)
媒体名今年度の件数(割合)
guppy(医療特化)11件(36.7%)
ジョブメドレー(医療特化)7件(23.3%)
ジョブコロ(医療特化)3件
シカミル(医療特化)2件
個人医院2件
ドクターズファイル(医療特化)1件
ファーストナビ歯科衛生士(医療特化)1件
メディクル(医療特化)1件
はたらこねっと1件
Q-Mate.jp1件

考察

歯科衛生士と同様に1番目の求人はguppyとジョブメドレーで90.0%、2番目でも73.3%、3番目でも60.0%となり大部分を占める結果になりました。
求人媒体11件のうち7件が医療に特化した媒体であることが特徴でしょう。
前回のコラムを実証したとも言えますが、知名度がある「タウンワーク」「とらばーゆ」に関しては上位3つには1件もランクインしていない点も見逃せないポイントです。

歯科採用市場で歯科医院が今とるべき行動

まず初めに言えることは「求人情報は求職者に見てもらわないと意味がありません」。
それでは、一体どのようにすれば、求職者に見てもらえるようになるのでしょうか。

媒体の選び方

実験結果からわかるように、guppyとジョブメドレーに掲載するのが得策であると言えるでしょう。
なぜなら、guppyとジョブメドレーの掲載情報はGoogleしごと検索で表示されることが多く、自医院の求人情報を見てもらう確率をグッと上げることできるからです。
また、表示されなくとも、guppyとジョブメドレーが自医院の求人情報に辿りつくきっかけになる可能性も大きいです。

掲載内容の魅力化

すでに、guppy・ジョブメドレーに掲載しているにも関わらず、応募がない場合はそのまま掲載続けても効果がありません。
他の医院と比較して「目を惹く」「魅力的な情報」を上手に表現するという努力も必要となります。
そこで、求人内容の見直しをオススメしています。
求人原稿の作成方法については過去のコラムでご紹介しておりますので、ご参考になさってください。

歯科採用のトレンド

今回の実験結果により、どのサービスを活用すれば求職者の目に触れやすいか、おわかりいただけたと思います。
しかし、サービス内容や掲載ルールがそれぞれ異なる求人媒体(サイト)に対し「操作がややこしい」「上手いやり方がわからない」「暇がない」という課題が多く生じているようです。
その結果、当社のように「採用業務のプロが求人活動の代行をする」業者が増えてきており、評価されています

現在では、歯科医院経営において、ホームページ運営や事務作業サービスも外注が当たり前になっています。
それでは、多忙の中、未だに自力でがんばっている院長先生にお尋ねします。
「なぜ、たくさんの時間も労力も費やす採用業務はプロに頼らないのでしょうか?」
採用についても、専門業者へアウトソーシングして効率化・最適化を図るべき時期に差し掛かっていると思います。

採用代行業者の選び方

業者を選ぶ際には「いつまでに」「どのくらいの予算」で採用をするのかを決めておく必要があります。
業者はそれぞれ「応募獲得」や「面接の設定」などの採用業務のフローの中で、どの項目に注力し成果を出すことを得意とするのか、定額制や成果報酬制など料金設定にも特色があります。

サービスの対象職種や業務範囲・料金・契約期間など詳細まで、確認をして自院のニーズに合っているのかを確認しましょう。
しっかりと吟味して自院に合ったパートナーを探し出してみてください。


デンタルサポートでは、周辺の市場調査や写真撮影の代行はもちろんのこと、既存スタッフへインタビューを実施し、歯科医院の魅力を求人に余すことなく反映させた求人原稿をご提案します。
さらに、原則1人の担当者が最後までサポートいたしますので、方針のブレが生じ難く安心です。

初回のカウンセリングは無料です。スタッフの採用でお困りの方はお気軽にお問い合わせください。
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