Column
コラム
こんにちは。
デンタルサポート専任エージェントの石田です。
以前のコラムでもご紹介しましたが、歯科助手の採用・確保に苦労されている歯科医院が増加傾向にあります。
「前はフリーペーパーや新聞折込み求人を出せば反応があったのに、今や無反応」「数ヶ月まったく応募がない」など、自力で歯科助手の採用ができず、当社の「歯科求人掲載サポート」をご利用いただくケースが急増しています。
そこで今回は、歯科助手採用における市場に何が起きているのかを詳しく解説いたします。
原因を理解し、新たな戦略を立てるきっかけになれば幸いです。
目次
帝国データバンクによると、2023年1月時点で人手不足を感じている企業の割合は、正社員では51.7％となり、5ヶ月連続で5割を超えました。
特に個人向けサービス業の代表格「旅館・ホテル」「飲食店」は群を抜いて高い割合とのことです。（出典：人手不足に対する企業の動向調査（2023年1月）株式会社帝国データバンク）
この結果から、従業員を雇用している企業などの半数は深刻な人手不足に陥っていることになり、国内では多様な業種で従業員確保に躍起になっていることは容易に想像ができます。
歯科助手は、歯科医師や歯科衛生士のように資格を取らなくても従事することができ、異業種から挑戦する方も多い職種です。
逆を言えば、現在は歯科助手として働いていても、雇用条件や内容次第では異業種へキャリアチェンジする可能性もあるのです。
つまり、採用市場では歯科業界だけでなく、一般企業も競合になり得ることも認識する必要があります。
さて、採用の戦略を立てるなかで「重要キーワード」と言われて何を想像しますか？
2023年のキーワードとして重要視されているのは「賃上げ」になります。
「賃上げ」は人材の獲得や定着において重要な要素となっています。
異業種にはなりますが「現状の資金繰りは厳しいが、人材確保のために賃金アップは仕方ない」との意見があがっています。
歯科業界に目を向けてみると、ここ数年で歯科衛生士の平均賃金の上昇が著しくなっています。
そこで、健全な医院運営のために歯科衛生士から歯科助手の採用に切り替え、人件費を抑えてこられた医院にも、歯科助手の賃上げは大打撃となることが予想できます。
歯科医院にとっては痛手になりますが、歯科助手の採用市場も確実な人材確保のために賃上げをし、人材確保と定着に努める必要があるのです。
採用市場の動向がどうであれ、健全な医院経営のためには最低限の人材確保が必要となります。
単純な答えになってしまいますが「周囲の他の求人よりも魅力的な条件にする」に尽きます。
そのためにも近隣の歯科医院だけに留まらずに他業種も含めた、給与の市場調査を実施することをオススメします。
せっかく手間暇をかけて求人広告を出しても、他業種より安い給与ではなかなか応募や採用にはつながりません。
求職者にとって給与が高いほうがもちろん魅力的です。
求職者が他業種も含めて比較しながら応募をするということを念頭において、採用条件を決定することが重要なのです。
このように「歯科助手」を検討する求職者の目線に立ってみると、歯科以外の業種も選択肢となることがわかります。
したがって、他の業種にも、周辺の歯科医院にも勝る「魅力的な条件や内容」でない限り応募すらないという状況に陥るのです。
今回ご紹介をしたような対応が重要だと理解していただいたとしても、ご自分で対応するには、多くの労力と時間を要します。
当社の「歯科求人掲載代行サービス」では、各医院の求人募集の現況確認から周囲の市場調査を経て、求職者にとって魅力的な求人原稿を作成します。
この点だけを切り取っても当社へご依頼いただくメリットは十分に見いだせるのでないでしょうか？
その他、既存スタッフへインタビューを実施し、歯科医院の魅力を求人に余すことなく「見える化」するという特色があります。
初回のカウンセリングは無料です。スタッフの採用でお困りの方はお気軽にお問い合わせください。
採用サポートサービスについてはこちら
訪問歯科診療サポートのパイオニアであるデンタルサポートが発行する、歯科医院経営者のためのメールマガジンです。
訪問歯科診療サポート現場における成功事例や、業界最新情報を配信いたします。ぜひご登録ください。
