Column
コラム
こんにちは。
デンタルサポ-ト教育セミナー専属講師です。
新型コロナウイルス感染症の影響で勉強会を中止にしていた、またオンラインで行なっていたという歯科医院も多いのではないでしょうか。
そのような中でもスタッフの教育をそろそろ対面で実施したいと思っている院長先生、事務長の方々から、歯科衛生士向けの勉強会のご依頼が増えています。
今回は勉強会の大切さについてお話したいと思います。
先日「東京都内で訪問歯科診療を始めたものの、担当する歯科衛生士に訪問歯科診療の経験がないため研修をしてほしい」とご依頼がありました。
お話をうかがうと、外来勤務の歯科衛生士としては20年近く活躍して、患者様からの信頼も厚いのですが、訪問歯科診療は未経験のため不安を感じているようでした。
訪問歯科診療の多くは、ご高齢で寝たきりやご自身での通院が困難な方が対象になります。
そのため気持ちのやりとりが難しい場合もあり、開口指示が伝わらず開けていた口を急に閉じる方もいらっしゃいます。
患者様、歯科衛生士がお互いに安全に治療を行うためにも知識は必要ですね。
ご依頼のあった院長先生との事前の打ち合わせでは、以下のレクチャーをしてほしいとのお話でした。
・外来患者様と訪問患者様の違い
・訪問歯科診療で口腔ケアが安全にできるポイントや注意点
今回は10年以上訪問歯科診療を行なっている、経験豊富な歯科衛生士が講師として歯科医院に向かいました。
勉強会には訪問歯科診療を担当する歯科衛生士だけではなく、今後のため、外来勤務の方やパートの方など多くの歯科衛生士に参加してもらえるようにしました。
そのため勤務時間を増やす必要のないように、診療アポの時間を削って90分の勉強会を実施しました。
参加した歯科衛生士は全員が訪問歯科診療未経験者でしたので、
「外来患者様は基本的に指示通りに口を動かせる」
「訪問患者様は基本的に指示通りに口を動かすことが困難な方が多い」
というような違いにも大変おどろいていらっしゃいました。
そのため、開口指示が伝わらないことも考慮して、バイトブロックの使用や口腔ケアの際に手や指の位置に気を付けることなどの工夫が必要というレクチャーも行いました。
訪問歯科診療のことを短時間で全て理解することは難しいでしょう。
しかし今回の勉強会で担当の歯科衛生士の安心感も高まったようです。
院長先生からも「消極的だった歯科衛生士から、もう少し積極的に訪問歯科診療にチャレンジしてみるという言葉もあった」と、感謝のお言葉をいただきました。
その歯科医院では訪問歯科診療にデンタルサポートのコーディネーターも同行しています。現地に着くまでの車内で、担当の歯科衛生士から患者様との話し方や接し方などの質問が増えてきているとの報告もありました。
このように、勉強会を実施することにより、スタッフのモチベーションアップにもつながります。
デンタルサポートでは豊富な現場経験を生かし、訪問歯科診療をより深く理解できる勉強会の内容をご用意しております。
相談は無料になっております。
スタッフへの教育、勉強会などでお困りの際にはぜひデンタルサポートへお問い合せください。
接遇・スタッフ研修プログラムについてはこちら
訪問歯科診療サポートのパイオニアであるデンタルサポートが発行する、歯科医院経営者のためのメールマガジンです。
訪問歯科診療サポート現場における成功事例や、業界最新情報を配信いたします。ぜひご登録ください。